自毛植毛を検討しております。(RUさんの投稿)

FUTかFUEでなやんでおります。以下質問させて頂きたいのでよろしくお願いします。      1.既存毛がある程度残っている場合はどちらの術式がてきしてますか?
2.FUEは株が裸の状態で非常にデリケート故、定着しにくいとの情報がありましたが実質はいかがなものでしょうか?              3.生え際の仕上がりの自然度はどうですか?  4.仕上がりについての、最大のメリット、デメリットをおしえてください。          5.貴院で行われてた、体験者との懇談会の企画はこの先ございますか?
以上、お忙しいところ申し訳ありませんがよろしくお願い致します。
         

RU

お返事

RU様へのお返事

当院では、FUT法もFUE法も両方おこなっています。
メリット、デメリットを含めて、詳細な内容の比較は、無料診察のときに、担当医師に直接お尋ねください。
概略でお答えしますと、以下のようになります。

FUTは歴史的に効果の確実性が確立された方法で、世界的に自毛植毛のスタンダードな方法とみなされています。それに比べて、FUEは最近広まってきた方法で、まだまだ改良の余地がある方法です。

①③に関しては、手術をおこなう医師の技術レベルの問題です。FUT法とFUE法の違いはありません。

②この点は、事実です。FUE法では、移植株の扱いに細心の注意がいろいろ必要です。

④FUT法もFUE法もどちらもドナー部に傷跡が残る方法です。FUT法は線状の細い傷跡が1本残ります。FUE法は白く丸い斑点状の傷跡が広い範囲に多数残ります。
ドナー採取部の傷跡の面積を合計すると、FUT法のほうが狭く、FUE法のほうが広いです。FUE法は、傷跡を開けっ放しで自然に治すので、採取部の総面積と傷跡の総面積は同じです。傷跡の面積は小さくなりません。
つまり、FUE法を1回だけ受けて終わりにできる場合はドナー部の傷跡は目立ちませんが、FUE法を2-3回と繰り返して受けると、後頭部のドナー部全体で髪がまばらに残るだけの状態になって、広範囲の薄毛になり、後頭部が透けてきます。
心理的には、手術を受ける立場からみれば、FUE法のほうがハードルは低い印象があります。

⑤最近は、インターネットでかなりの情報が手に入るので、体験者との懇談会のご希望が少なく、活動を休止しています。もちろんご要望がおありでしたら、ご都合のよい範囲で日時を設定いたしますので、クリニックまでお問い合わせください。

医師 柳生

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