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円形脱毛症は、わりと頻度の多い病気で、小さなものやコイン大のものから、広範囲のものまで、さまざまな程度があります。重症の場合は頭髪全体が抜けたり、全身に及ぶものもあります。通常は小範囲の脱毛が徐々に拡大する場合が多く、経過によっては広範囲の脱毛に変わる場合もあります。
一般的には、円形脱毛症には、皮膚科の治療が有効で、よくなるとまた元通りに髪が生えてきます。 |
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年齢的には、どの年齢でも発症しますが、15歳以下で発症するものが全体の25%で、男女差はなく、家族内で発症する場合もあります。小児期に発症した広範囲のタイプは治り難い場合が多いようです。 |
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| 頭髪が円形に脱毛する場合が多いですが、眉毛、まつ毛、ヒゲも脱毛します。病巣の周囲の毛も抜けやすく、抜けた毛の毛根は先細りしています。長期間続いた脱毛でも、回復するとうぶ毛から徐々に太くなり、普通の太い毛になります。白髪になる場合もあります。 |
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病理学的に顕微鏡で調べますと、成長期の毛根の周囲にリンパ球が集まって浸潤している炎症所見が見られ、毛根が委縮して、毛がうぶ毛に変わります。さらに進むと、毛球が消失して、毛根が退化し、毛が抜けると毛根のリンパ球浸潤は見られなくなります。毛根がなくなることはありません。脱毛領域でも、次の毛根を作る幹細胞は温存されていて、リンパ球の反応が治まればまた成長期の毛根が復活します。
このように、円形脱毛症は、皮下脂肪層の成長期毛根の自己抗原をTリンパ球が攻撃する自己免疫説が有力です。もし脱毛部分に自毛植毛しても、植毛した毛根がTリンパ球に攻撃されてしまうので、生着しないのです。ですから、通常は、円形脱毛症は自毛植毛の治療対象になりません。
それよりも、皮膚科の治療で頭髪は復活するので、適切な皮膚科の治療を受けることが重要です。
時に、甲状腺疾患や、自己免疫性疾患、アトピー性疾患などが合併する場合もあります。他に、精神的ストレスや、遺伝的素因などがきっかけになるという説もあります。 |
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数個以内の円形脱毛は、1年以内に自然治癒することが多いです。広範囲でも治りやすい例もあります。最近はいろいろな治療法が出てきていますので、皮膚科の専門医にご相談下さい。
最初の治療が著効して頭髪が再生しても、治療を中止すると再発する例も多く、治療の再開や中止で、治癒や再発を繰り返すと、治療薬が効かなくなる場合もあるので、注意深く治療を継続することが重要です。
近くに大学病院やそれに近い大病院があれば、皮膚科専門医がいるはずですから、よく相談して、精密検査を行い、適切な診断と治療を受けて下さい。 |
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