第13回日本臨床毛髪学会・学術集会

11月25日は品川駅近くのコクヨホールに場所を移して、一日中学術集会がおこなわれました。
このホールは、コクヨ本社ビルにある本格的な国際会議場です。赤いじゅうたんと、ゆったりした机と椅子で、同時通訳のブースも完備しており、今回特別に本学会の会場として選びました。

NHT紀尾井町グループの、紀尾井町クリニック・大手町クリニック・NHT梅田クリニックの職員が総力を挙げて1年がかりで準備をすすめてきました。学術集会当日もNHT紀尾井町グループの職員総勢50人以上と、さらに本学会のために協力する外部スタッフも加わり、本番の準備と運営に力をそそぎました。

朝から夕方まで、10題の一般口演、8題の招請講演、2題のランチョン講演、3題の特別講演がおこなわれ、充実した秋の一日となりました。
アメリカの国際毛髪外科学会(ISHRS)の元会長Rose先生とISHRS幹部のEpstein先生は、合計6題の招請講演をしてくださり、豊富なデータの臨床研究発表と実践的な手術手技の発表は大変勉強になり、会員一同大きな収穫になりました。
中国の王先生から、今後発展する可能性を秘めた中国の植毛医療の現状について報告発表がありました。
韓国の先生方の発表は、アジアの美容外科をリードする国である韓国のレベルの高さが伺える濃い内容のプレゼンテーションでした。
その他にも、脱毛症の内科的治療・外科的治療の講演や、最新の基礎的研究など、基礎から臨床まで広範な内容の講演が続きました。
特別講演では、他の分野で日本を代表して活躍されている著名な方々から貴重な体験談や極上のおもてなしの真髄についてのお話を伺いました。
おかげさまで、すべての講演がとどこおりなくおこなわれ、参加者はのべ150人近くにのぼり、大変な盛会でした。

学術的でしかも国際的な内容で素晴らしい学会だとご参加の方々から賞賛の声を頂戴し、職員一同、1年間の苦労が報われた思いでした。
日本の植毛界を今後もリードするグループの一翼をになう責任を改めて認識すると同時に、わが国で最も権威ある日本臨床毛髪学会の歴史の1ページにNHT紀尾井町グループが参加して、その大役を果たす事ができ、学会に貢献できたことは、大きな喜びでした。
さらに今後も日本の自毛植毛の分野で多大な貢献をしていきたいという気持ちで、職員一同決意を新たにしました。