植毛手術の流れ

植毛手術はご相談を受けた医師が責任を持って施術します。手術前には、カウンセリング時にご希望された移植範囲や密度配分などのデザインを確認します。その後、後頭部よりドナー株を採取し、移植部にスリット(切れ目)を作りドナー株を移植していきます。

1. デザイン確認

手術前にドナー株数そして移植範囲や密度配分について、ご希望をお伺いして最終的なデザインの確認を行います。頭髪全体のバランスをとり10~30年後の頭髪の状況までを予測し、将来的にも自然なヘアスタイルを実現できるようデザインしていきます。



  

2. 手術室へ

デザインが決まったところで、ガウンに着替えて手術室へ移動します。血圧、心拍数、心電図、呼吸状態などのモニターを開始します。植毛手術は専門医と看護師4~6人体制でおこないます。



  

3. ドナー部の前処置

移植用の毛髪となるドナー株を採取するため、後頭部のドナー部の毛髪を1mm程度の長さにバリカンで刈ります。刈る範囲は必要なドナー株の数量と施術法によって異なります。



  

4. 麻酔

ドナー採取部への局部麻酔は、最初の注射だけ痛いですが直ぐに麻酔が効き始め、ほとんど痛みを感じないで手術は進みます。必要に応じて麻酔薬を追加しますので、移植の痛みもなくリラックスしてお好みのビデオを楽しみながら、寛いでお過ごしいただけます。



  

5. ドナー株採取手順

ドナー株の採取に関しては、FUTとFUEではそれぞれ違ってきます。頭皮を帯状に採取して株分けをする「ボリューム植毛FUT」と、毛根ごと株単位で採取する「切らない植毛FUE」でのドナー株の採取手順については以下のリンクで詳しくご説明します。

ドナー株採取手順

  

6. スリット作り

ご希望されたデザインに沿って、自然な仕上がりになるように、医師が移植範囲に1mm前後の小さなスリット(切れ目)を開けていきます。密度に影響する間隔、そして髪の生えてくる角度や方向を考えながら、既存毛を傷つけないように毛根と毛根の隙間を狙い、慎重に根気強くスリットを作っていきます。具体的には、毛根の太さにより幅0.7~1.2mmの細い特殊なメス刃を使い分けて、深さ約3~4mm程度のスリットを開ける作業です。


スリット用のメス刃

左がスリット用0.9mmのメス刃、右は一般的な注射針


  

7. 移植

熟練の看護師が優しく丁寧にドナー株をスリットに挿入していきます。事前に決めたデザインに沿って高い密度で毛の流れを意識して自然な仕上がりになるよう、大切なドナー株は1株も残さず全て移植します。

当院では1,000株の移植を約2時間で完了させます。虚血時間(ドナーの血流が停止してから移植後に血流が再開されるまでの時間)が短いほどドナー株の鮮度を保ち定着率が高まるため、自毛植毛では「スピードの速さ」が「質の高さ」となります。



  

8. 最終チェック

ドナー株をすべて移植したあと、最終チェックをおこないます。移植毛の状態をチェックし、移植部を優しく洗浄して、定着を促がすために冷風ドライヤーで乾燥させていきます。ドナー採取部に包帯を巻いて手術は終了です。日帰り手術で入院の必要はありません。


最終チェック

  

9. 最終説明

植毛手術後、副作用や痛みを緩和する薬の飲み方の説明、移植したドナー株にダメージを与えないための生活面での注意点、洗髪方法など、詳しくご説明します。


生活面での注意点を説明

緊急の場合のために24時間対応のクリニック連絡先をお渡ししますので安心です。


  

カウンセリング予約申込み

お問い合わせ

自毛植毛2万件の紀尾井町クリニック [東京・大阪]

紀尾井町クリニック東京本院

〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町4-1
ニューオータニガーデンタワー ビジネスコート7階

月曜~土曜 8時30分〜17時30分
日曜・祝祭日休診(GW期間は除く)
※新型コロナウィルス対策のための時間変更(2020年4月6日~期限未定)

東京本院ホームページ

NHT紀尾井町クリニック新大阪院

〒532-0003 大阪府大阪市淀川区宮原1-6-1
新大阪ブリックビル 2階

月曜~土曜 8時30分〜17時30分
日曜・祝祭日休診(GW期間は除く)

新大阪院ホームページ

ページの
上部へ

自信を取り戻してほしい、そんな思いで薄毛治療・
研究と自毛植毛を続けて24年、実績は2万件超え