人工毛植毛と自毛植毛の違いはなんですか?

人工毛は最初から長い毛を植毛できるため、素早く髪の量を増やせます。しかし、人工毛は体にとっては異物ですから、体の防御反応が人工毛を排除しようと働き、1年後には半分以上、多い場合は3分の2近く抜け落ちます。抜けた分を補うために、年に1~2回は人工毛を追加する手術が必要となります。

さらに感染の問題もあります。植毛した部分の頭皮と人工毛の間にすき間ができて細菌が侵入し、頭皮に感染して炎症を起こし、化膿します。

一方、自毛植毛は自分の髪を使うため、拒絶反応が起きることはありません。植毛した髪は95パーセント以上定着し、細菌感染もしにくく、植毛後のメンテナンスも必要なく、生涯生え続けるのが長所です。