ダウンタイム

ダウンタイムとは、医療処置や外科的手術の後に生じる腫れ・赤み・内出血などの一時的反応が軽減し、日常生活への影響が落ち着くまでの回復期間を示す一般的医療用語である。

ダウンタイムの定義と身体反応

ダウンタイムは特定の治療法に限定される語ではなく、外科処置や注入療法などに伴う一時的な身体反応が安定するまでの時間的経過を示す概念である。主な所見には発赤、腫脹、疼痛、内出血、痂皮形成などが含まれる。
創傷治癒は一般に炎症期・増殖期・成熟期という段階を経て進行する。ダウンタイムは主に炎症期から初期増殖期に相当する期間を指すことが多く、処置の侵襲度や部位、個体差によって症状の程度や持続期間は異なる。
ダウンタイムは治療効果そのものを示す概念ではなく、身体が生理的回復過程をたどる時間的側面を整理するための用語である。

ダウンタイムと自毛植毛・PRP療法の関係

自毛植毛では、ドナー採取やスリット作成により採取痕や移植痕が形成される。これらの創部が上皮化し、発赤や腫脹が安定するまでの期間がダウンタイムに該当する。
PRP療法やLED治療のような非外科的手法でも、注入部位の発赤や軽度腫脹がみられることがあり、その回復過程はダウンタイムとして整理される。
したがって、ダウンタイムは治療の種類を問わず、処置後に生じる一時的反応とその回復過程を時間軸で捉える概念である。

監修医師プロフィール

東邦大学医学部医学科卒業後、同大学附属病院泌尿器科に入局し、以降10年以上に渡り手術加療を中心に臨床に従事。男性型脱毛症(AGA)にも関連するアンドロロジー(男性学)の臨床に関わる。2021年より紀尾井町クリニックにて、自毛植毛を中心に薬物治療を組み合わせてAGA治療を行っている。著書として『薄毛の治し方』(現代書林社)を上梓。(詳細プロフィールはこちら

AGA治療・自毛植毛|紀尾井町クリニック東京本院 院長
日本泌尿器科学会専門医・同指導医
国際毛髪外科学会 会員
医師 中島 陽太

記事監修 中島医師

植毛・自毛植毛に関する総合的な情報については、植毛・自毛植毛の総合ページをご覧ください。

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