メラノサイト
メラノサイト(Melanocyte)とは、皮膚および毛包に存在し、メラニン色素を産生する色素形成細胞である。
メラノサイトの構造と色素形成機能
メラノサイトは、表皮基底層および毛包内に存在する神経堤由来の細胞である。細胞内にはメラノソームと呼ばれる小器官が形成され、その内部でチロシナーゼなどの酵素を介してメラニンが合成される。
産生されたメラニンはメラノソームとして周囲の角化細胞へ移送される。毛髪においては、毛球部のメラノサイトが成長期に毛母細胞由来の角化細胞へメラニンを供給することで、毛幹に色が付与される。
メラノサイトの機能低下や細胞数の減少は、色素形成の低下と関連する。
メラノサイトと白髪・毛周期の関係
白髪は、加齢などに伴う毛包内メラノサイトの機能低下や消失により、毛幹へメラニンが供給されなくなる状態として整理される。これは成長期における色素供給機構の変化と関連する。
一方、AGAはジヒドロテストステロン(DHT)による毛包の小型化を主因とし、主に毛包構造の変化が問題となる。白髪が色素形成系の変化に属するのに対し、AGAは毛包構造の変化に属する現象である。
このようにメラノサイトは、毛量ではなく毛髪の色調形成に関与する細胞として位置づけられる。
監修医師プロフィール
東邦大学医学部医学科卒業後、同大学附属病院泌尿器科に入局し、以降10年以上に渡り手術加療を中心に臨床に従事。男性型脱毛症(AGA)にも関連するアンドロロジー(男性学)の臨床に関わる。2021年より紀尾井町クリニックにて、自毛植毛を中心に薬物治療を組み合わせてAGA治療を行っている。著書として『薄毛の治し方』(現代書林社)を上梓。(詳細プロフィールはこちら)
AGA治療・自毛植毛|紀尾井町クリニック東京本院 院長
日本泌尿器科学会専門医・同指導医
国際毛髪外科学会 会員
医師 中島 陽太

植毛・自毛植毛に関する総合的な情報については、植毛・自毛植毛のTOPページをご覧ください。
![植毛・自毛植毛専門27年 ー 紀尾井町クリニック [東京・大阪]](https://nhtjapan.com/wp-content/uploads/2023/07/7a4ef5b5682312e160c5633fbcc7286a6bc28ed89c74c9ccfa1b96f7adb3cef2.jpg)