毛根採取箇所の処置後症例

FUTでの縫合の傷痕
重ね採り2回 65歳 女性

2回目 術後3年2ヶ月(手術3回目のドナー部の前処理時) Trichophytic closure法の2回目の手術から3年2ヶ月後の状態です。 ドナーはいずれも同じ場所で重ね採りしましたので、傷も合計1本になっています。

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FUTでの縫合の傷痕
重ね採り2回 58歳 女性

2回目 術後1年目(手術3回目のドナー部の前処理時) Trichophytic closure法の2回目の手術から1年目後の状態です。 ドナーはいずれも同じ場所で重ね採りしましたので、傷も合計1本になっています。

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FUTでの縫合の傷痕
術後2年3ヶ月 55歳 男性

術後2年3ヶ月(手術2回目のドナー部の前処理時) Trichophytic closure法の1回目の手術から2年3ヶ月後の状態です。

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FUTでの縫合の傷痕
術後1年 32歳 男性

術後1年(手術2回目のドナー部の前処理時) Trichophytic closure法の1回目の手術から1年後の状態です。

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FUTでの縫合の傷痕
術後11ヶ月 65歳 男性

術後11ヶ月(手術2回目のドナー部の前処理時) Trichophytic closure法の1回目の手術から11ヶ月後の状態です。

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FUTでの縫合の傷痕
重ね採り2回 55歳 男性

1回目 術後3年2ヶ月 2回目 術後1年5ヶ月(手術3回目のドナー部の前処理時) Trichophytic closure法の1回目から3年2ヶ月後、2回目から1年5ヶ月後の状態です。 ドナーはいずれも同じ場所で重ね採り […]

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FUTでの縫合の傷痕
重ね採り3回 81歳 男性

3回目 術後1年3ヶ月(手術4回目のドナー部の前処理時) Trichophytic closure法の3回目の手術から1年3ヶ月後の状態です。 3回の手術で合計4,002株のドナーを採取した症例です。ドナーはいずれも同じ […]

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FUTでの縫合の傷痕
術後3年 38歳 男性

術後3年(手術2回目のドナー部の前処理時) Trichophytic closure法の1回目の手術から3年後の状態です。

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FUTでの縫合の傷痕
術後1年 58歳 女性

術後1年(手術2回目のドナー部の前処理時) Trichophytic closure法の1回目の手術から1年後の状態です。

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FUTでの縫合の傷痕
術後8ヶ月 44歳 男性

術後8ヶ月(手術2回目のドナー部の前処理時) Trichophytic closure法の1回目の手術から8ヶ月後の状態です。

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自毛植毛のメリット・デメリット

植毛には自毛植毛と人工毛植毛があります。ここでは主に人工毛植毛に対する自毛植毛のメリットとデメリットを解説していきます。

自毛植毛は、当院で行っている切らない植毛FUE法やボリューム植毛FUT法のように、ご自身の男性ホルモンの影響を受けにくい後頭部の毛髪を毛根ごと採取してご自身の薄毛の箇所に移植する方法です。

人工毛植毛は、ナイロンやポリエステルなどで作られた人工毛を薄毛の箇所に移植する方法です。人工毛は毛髪のキューティクルに似た表面構造を作る事で、自然に近い艶を出し違和感のないように仕上げられています。

自毛植毛のメリット

自毛植毛のメリットは、大きく4つあります。

移植による拒否反応はない

自毛植毛は自分自身の細胞組織(男性ホルモンの影響を受けにくい後頭部の毛髪)を自分の薄毛の箇所(生え際や前頭部そして頭頂部)に移動する自家移植なので拒絶反応は起こらず、炎症も起こりにくいのが特徴です。ご希望される薄毛の箇所の生え際や前頭部そして頭頂部に、ご自身の毛髪が自然に生え続け、かつメンテナンス不要な薄毛治療です。

毛根が消失した部分にも対応可能

毛根が消失した部分にも移植が可能なケースがあります。例えば、繰り返し人工毛植毛をされた場合には、感染や炎症反応の結果、頭皮が硬く線維化(皮膚にコラーゲンなどの細胞外基質と呼ばれる物質が増加し皮膚が硬くなる)して血流が低下します。そのような状態でも自毛植毛での移植の密度を抑えて低くすれば、人工毛植毛後の硬い皮膚でも毛根は定着します。

自然な仕上り

植毛した後頭部の毛髪と生え際や前頭部そして頭頂部に既にある毛髪との密度を調和させることで全体のバランスをとり薄毛を目立たなくするので、じっくりと馴染みとても自然な仕上りになります。特に生え際や前頭部では、既存毛の流れる方向に沿って、髪の生えてくる角度や方向まで考慮して移植をデザインするのでナチュラルな頭髪を回復できます。また頭頂部ではツムジまで綺麗に再現できますので、違和感はありません。

日本皮膚科学会の評価

自毛植毛は日本皮膚科学会が定めた「脱毛症治療の診療ガイドライン2017年版」でも2010年版に引き続き効果が認められました。AGA男性型脱毛症に対しては、フィナステリド及びデュタステリド内服やミノキシジル外用の次に「勧められる」施術法です。2019年には全世界で68万件にものぼる自毛植毛術が実施されています。しかし、人工毛植毛は日本皮膚学会から「勧められない」との厳しい判断が下されています。

自毛植毛のデメリット

自毛植毛のデメリットは以下の4つです。

傷痕が残る

自毛植毛の切らない植毛FUE法ではドナー株をくり抜いた数と同数の点状の傷痕、ボリューム植毛FUT法ではドナー株を採取した長さの細い線状の傷痕が一本残ります。しかしFUT法ではトリコフィティック縫合法を用いれば、傷痕にも毛髪が生えて目立ち難くなります。共に頭髪で覆われますので坊主頭にしなければ傷痕が見えることはありません。理髪店でも頭髪をかき分けてじっくり観察されなければ分かりません。

移植毛が伸びるのに時間がかかる

自毛植毛の移植から約1ヶ月後には移植毛は一旦抜け落ちます。そして手術後5~6ヶ月頃から毛髪が伸び始めます。10cm程の長さに伸びるのは1年後で、ゆっくり伸びるので周りにもバレることはありません。
人工毛植毛では、人工毛の長さや本数もご本人が希望される通りに髪を増やすことができ、移植後すぐにボリュームアップを実感できます。ただし人工毛は身体にとっては異物ですから、自然と防御反応が働き1年後には半数以上抜け落ちてしまいます。それを補う為には年1~2回の追加手術をおこなう必要があります。

価格が高い

自毛植毛では、後頭部からのドナー株の採取や株分けそして植付けなど手の込んだ作業が多く価格も高くなってしまいます。価格に見合った品質の高い植毛を提供し続けるために、当院では植毛専門の医療スタッフへの技術研修を頻繁に実施しています。毛根に血が通っていない時間を「虚血時間」と呼びますが、その時間が短いほどドナー株の鮮度を保つことができ、結果的に定着率が高まります。高い技術力を活かして虚血時間を短くすることで、定着率95%を達成しています。実際の金額は植毛する本数と手法によって異なりますが、相場としては100万円前後です。しかし維持費用は一切かかりません。自分の髪が生え続け、頭髪が伸びたら短く整髪するだけです。

植毛に使えるドナー株の数に限界がある

自毛植毛では、後頭部や側頭部から4~6回ほどの移植が可能で、合計15,000本程度が上限になります。薄毛が進行してもっと移植したいと希望されても、限度を超えて移植することは出来ません。故に当院では貴重なドナー株を無駄にせず定着率を高めるために、高い技術を身につけた植毛専門の医師と医療スタッフのチーム体制で丁寧かつ迅速に施術しています。