本数について(ゼットンさんの投稿)

紀尾井町クリニックでは本数を数えられないことはわかりました。それはそれで正直にお答えされたので個人的には宜しいかと思いますが、どうしても矛盾を感じますので、2点ばかり質問をさせて下さい。
まずはモニター3の移植本数が1回目4010本、2回目が3905本と1桁まで明示してありますが、本数を数えなくてどうしてわかるのでしょうか?私たち素人は数が表示してあれば信じてしまいますが、もし数字が正確でないのならば、責任ある医療機関としては如何なものでしょうか。
 2点めは以前の過去ログで株数と本数の割合が大きすぎると指摘がありましたが、これは本数が定かでないのでそのように誤解が生じたのでしょうか?仮に数字が大体合っているとしたら、株はかなり大きなものとなりますが、昔のミニグラフトとどう違うのでしょうか?進化したFUTと述べておられますが、進化していなく名前を置き換えただけではないでしょうか?そのへんがはっきりしませんので、違いを明示された方が紀尾井町クリニックにとっても良いと思いますが・・・。
 失礼とは思いましたが皆さん一番知りたいところだと思います。

ゼットン

お返事

ゼットン様へのお返事

ご質問にお答え致します。

1.モニターの移植例では、株数や本数だけでなく、いろいろな情報を調査させていただいており、その時にカウントした本数を記載させていただいております。

2.ミニグラフトは一定(1mmx2mm)の大きさに機械的に株分けしたものであり、必ずしもフォリキュラー単位だけを意識した株分けではないということです。最近は上記ミニの概念ではなく、全てフォリキュラーユニットを意識した株分けを行なうようになっております。
余談かもしれませんが、医療関係者の方のアドレスなので、数年前に本院の院長が興味ある実験を行なっておりますので簡単に紹介させていただきます。
採取したドナーを2分割し、移植部半分をミニグラフトで移植、他の半分を全てFUTで移植しました。
結果に有意差は認められませんでした。
ではなぜ、手間のかかるFUTを行なうのかというと見た目の自然さが優れているからです。
どうぞご参考にされてください。

医師 林