743で生え際デザインの抽象論を質問させて頂いた者です。(PWさんの投稿)

お二人の医師の方から意見を貰い参考になりました。色々なサイトの写真を見て廻って、この手術の生え際で悩んでる方は2cm前進する位がやっとではないかと感じます。 
それ以上(3cm前進など)はカール毛の混じりから生じる不自然感、密度の断層位置が奥過ぎて3cmもちょっと薄い地帯が広すぎるなど、2cm以上は違和感を感じております。 この生え際で悩んでいる人の多くは生えれば良いを通り越して美的欲求を求める人が多数ですので、1000グラフト前後(3000本?程度の予定)の方のデザインはかなり重要視されて良い所だとも感じています。
日本人は欧米人との肌と髪の毛のコントラストの違いがハッキリ大きく違います。欧米人の医師ならば3cm位は全然許容範囲だと思われている医師も少なく無いと思います。 

そこで日本人で多くの手術経験がある先生方に質問です。 この程度(1000グラフト前後)の方の場合で何センチなら自身をもってお進め出来ますか? また何センチ以降から密度の断層位置が奥過ぎて不自然に見えて来ますでしょうか?

前回の質問は大変参考になりました。 今回もお手間をお掛けしますが出来るならば前回同様、複数の医師の方の意見を聞いてみたいと思っています。

私が会って見せて貰った経験者の方、写真などで報告している方々を参考にしてみて、2cm位が妥当な「スタンダードに安心出来る」ラインではないかと思うのですが、どうでしょうか?
出来れば1.5cm位がベストなのかもとも思っています。

PW

お返事

PW様へのお返事

最近は、生え際や左右のM字部分を下げたり埋めたりしたいというご希望のご相談を多く受けます。
抽象論は意味がありません。問題は、実際に生え際を下げる必要があるかどうかです。日本人の生え際の高さの標準範囲は決まっています。正常の高さの生え際の人が、それをあまり下げすぎると、おでこのない人になってしまいます。
単に若い時期の思い込みで、不自然なくらい生え際を下げると、一時的な満足は得られても、将来、年齢が高くなったときに後悔することになります。そのようなご希望に対する植毛治療は、基本的にはお勧めしていません。
もちろん、必要があれば、喜んで治療のお手伝いをさせていただきます。実際に、生え際を標準的位置にもどすために、生え際の3cmの範囲に1度に1200株移植した例もございます。これは、その結果、生え際が標準の位置にもどった方の例です。
生え際の植毛の結果、仕上がりの自然さを実現するのは、治療を担当する医師の技量によります。紀尾井町グループでは、自然な仕上がりを追求して、全ての医師が研究を続けております。その結果には、大勢のお客様が満足されて、大変喜んでおられます。
PW様も、一度無料診察をお受けになることをお勧めします。医師と詳しく相談され、本当に必要な手術かどうかを、ご自身で判断されるとよいと思います。

医師 柳生