質問(ハーレーさんの投稿)

以下質問させていただきます。                        ①ある程度既存毛が残っている場合、FUTのようなスリットを入れる方法と、   ダイレクト法のように、ホールを空けるのとでは、どちらが適してますか?    ②貴院ではFUTとFUEどちらを推奨されていますか?また、推奨される最大の要因を教えてください。                              ③本場アメリカでは、執刀医は形成外科医と聞きましたが、貴院でもやはりそうですか?              

ハーレー

お返事

ハーレー様へのお返事

ご投稿有難うございます。
①ダイレクト法は某クリニックが独自に呼称している手技なので詳細については存じませんが、おそらく毛包を機械でくり抜き、それをそのまま移植部のくり抜いたホールに移植するような手技だと思います。いずれにしろ既存の頭髪が残っている部位への移植に関しては、可能が限り小さいスリット、可能な限り小さいホール開けをすることが既存毛のダメージを最小限に抑えられます。スリット方式だけに限っても大きさが全て統一されている訳ではなく、医師や医療機関によって異なります。したがって、手技名称だけで適否を比較判断をすることは出来ません。
②当院ではFUTとFUEの術式を用いておりますが、どちらも長所・短所があり、最終的には個々の移植条件やお客様のご希望で術式を決めることになります。当院では1000株以上移植を行う場合、FUEではドナー採取範囲を広範囲に渡って刈り上げる必要があること、治療費が割高になることなどからFUTをお薦めしておりますが、両者の長所を生かした術式としてFUTとFUEを同時に行うこともあります。
③ご質問の趣旨が判断し難いのですが、形成外科医だから自毛植毛術が出来るのではなく、医師としてどの程度自毛植毛に携わっているのかがポイントになります。当院には心臓血管外科医・脳外科医・一般外科医などの専門医がおりますが、どの医師も自毛移植術を専門に携わって10年以上の経験がございます。米国では皮膚科領域の先生方が比較的多いように思います。

医師 林

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