自毛植毛手術をしたあと、入院は必要ですか?

自毛植毛とは、自分の髪の毛を自分の体の他の部分(頭髪の薄毛部分だけでなく、眉毛やひげも含む)に移植する技術です。後頭部から側頭部の髪は、薄毛を誘発する男性ホルモンの影響を受けにくい部分で、生涯生え続ける性質をもっているため、この部分の髪を採取し、薄くなった部分に移植します。顕微鏡で見ながら、毛穴から生えている2~3本毛の毛根の自然な束を一まとまりずつ採取し、薄毛になった部分の、元々の毛根のすき間に植えていきます。

こう説明をすると、植毛するには何日も必要と思われそうですが、植毛にかかる時間は長くても4~5時間程度。もっと短時間で終わるケースもたくさんあります。日帰りで植毛でき、その後も足を運ぶ必要がありません。歯の治療より痛みがなく、散髪をするのと同じような感覚で、居眠りしている間にすべてが完了します。

植毛の翌日から事務職程度の仕事なら可能なため、休日を利用して自毛植毛をするサラリーマンの方も多いです。