ルードウィッグ分類
ルードウィッグ分類(Ludwig classification)とは、女性型脱毛症(FPHL)における頭頂部中心の毛量減少を、外観上の進行度に基づいて三段階(Ⅰ〜Ⅲ型)で評価する分類体系である。女性のびまん性脱毛の進行度を整理する代表的な国際分類として用いられている。
ルードウィッグ分類の構造と分類段階
本分類は1977年に Erich Ludwig により提唱され、頭頂部の毛密度低下の程度に応じて以下の三段階に整理される。
Ⅰ型:分け目周辺に軽度の毛密度低下がみられる初期段階
Ⅱ型:頭頂部の地肌露出が明瞭となり、びまん性の毛量減少が進行
Ⅲ型:頭頂部全体に著しい毛密度低下が認められる進行段階
いずれの段階においても、生え際は比較的保たれる傾向がある点が特徴である。
本分類は、毛包の組織学的変化や毛周期そのものを直接評価するものではなく、毛密度や毛径低下が外観として現れた状態を段階化する視覚的評価指標である。
ルードウィッグ分類とFPHLの関係
ルードウィッグ分類は、FPHL(女性型脱毛症)の進行度を共有・評価するために用いられる。FPHLでは成長期短縮や毛包の小型化が進行し、終毛の軟毛化が生じるが、本分類はそれら構造変化の結果として現れる脱毛分布を評価する。
男性型脱毛症に用いられるハミルトン・ノーウッド分類とは対象と進行様式が異なり、ルードウィッグ分類は女性特有のびまん性パターンに適用される。
したがって、ルードウィッグ分類は診断名ではなく、女性型脱毛症の進行度を外観上で段階評価するための指標である。
監修医師プロフィール
東邦大学医学部医学科卒業後、同大学附属病院泌尿器科に入局し、以降10年以上に渡り手術加療を中心に臨床に従事。男性型脱毛症(AGA)にも関連するアンドロロジー(男性学)の臨床に関わる。2021年より紀尾井町クリニックにて、自毛植毛を中心に薬物治療を組み合わせてAGA治療を行っている。著書として『薄毛の治し方』(現代書林社)を上梓。(詳細プロフィールはこちら)
AGA治療・自毛植毛|紀尾井町クリニック東京本院 院長
日本泌尿器科学会専門医・同指導医
国際毛髪外科学会 会員
医師 中島 陽太

植毛・自毛植毛に関する総合的な情報については、植毛・自毛植毛の総合ページをご覧ください。
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