悩んでます(gさんの投稿)
ドナー部のことなんですが、以前ドナー部が5センチ髪を伸ばしても3年たってるのにドナー部が丸見えだという投稿を見ました。貴院では2cm髪があればドナー部は見えませんとありますが、どうゆうことでしょうか?ドナー部が太かったら無料で修正手術をします、とありますがそれでもドナー部が太かったら体質だからでおわるんでしょうか?それでは納得できません。修正といっても術後の身体の負担を考えるとなかなか受けにくいと思います。ワタシもドナー部のキズの治りが太くなりそうだからノイローゼぎみです。2cmのばしてドナー部が隠れるときいたから手術を受けたのにショックです。ワタシは2回うけましたが貴院のビデオを見て2回受けた人の傷跡見て決めたんですが違うと思いました。1回目の手術のきずあとは2cmの髪で隠れると思います。2回目のはこのままでは納得出来そうにありません。2回目は太くなりやすいとありますが2cm伸ばしてもドナーが丸見えだとひとこともことも聞いてません。後戻りはできません。この場合貴院ではどうおかんがえですか?
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お返事
g様へのお返事
ドナー部の傷跡をいかにきれいに仕上げるかということも、自毛植毛の手術の重要な課題です。毎年の国際毛髪外科学会でも繰り返し議論され、さまざまな縫合方法がこれまでも提案されてきました。当院でもドナーの傷跡ができるだけ目立たなく治る縫合方法の研究を、これまで続けてきました。そして種々の縫合方法を比較した研究結果を国際学会で発表してきました。従来も、その時々の時点で、一番きれいに治るといわれている縫合方法を採用してきましたし、全医師で同じ縫合方法をおこなっております。現在紀尾井町グループで採用していますドナー創の縫合方法は、今年初め、カリフォルニア本院の院長が来日した際に教えてくれた最新の縫合方法です。今年3月の自毛植毛ライブ手術の国際学会で、模範手術を行ったアメリカの有名な自毛植毛専門医たちのほとんどが、同じ縫合方法をおこなっていました。もちろん、どんな縫合方法をおこなっても、傷の治癒のしかたに個人差がでることは、ご指摘のとうりです。それでも、当院の縫合方法は、世界的にも最も良いといわれている方法を常に採用しております。
さて、ご自分の髪の長さが2cm以上あれば、ドナー部の傷跡は見えなくなりますので、ご安心ください。手術後3年たって、髪が5cmの長さでもドナーの傷が丸見えだということは、ちょっと考えられません。投稿だけですと、実際にその方が本当はどういう状態なのか正く診断できません。何か他の理由が加味されている可能性が考えられます。g様は、ご心配でしたら、ぜひクリニックにご来院ください。いろいろな言葉に惑わされることなく、ご自身の今の状況を正しく理解されれば、ご安心いただけるものと思います。
医師 柳生