サッカーと自毛植毛|練習復帰・ヘディング・汗・接触プレーはいつから?【医師監修】

サッカーと自毛植毛|練習復帰・ヘディング・汗・接触プレーはいつから?

結論サマリー

 サッカー選手をはじめ、サッカーやフットサルを行っている方も、自毛植毛を検討することができます。自毛植毛後のサッカーは、術後の経過に問題がなければ、術後5日目から軽いウォーキングやサイクリングなどの運動を再開し、7日目以降から通常の運動へ徐々に戻し、14日目以降はスポーツの制限は原則なくなります。ただし、サッカーのヘディングなど頭皮へ直接的な負担が加わる動作は、術後1か月以上程度は控えることが目安です。
 近年、国内外のサッカー界でも自毛植毛を公表する選手がいるなど、サッカー選手と植毛が話題になる機会もみられます。ただし、実際に自毛植毛が適しているかどうかは、競技の有無だけで決まるものではなく、薄毛の原因や進行範囲、移植に使用するドナーの状態、必要な移植株数、将来的な薄毛の進行などを診察したうえで総合的に判断します。
 ここで重要なのは、「走れるようになる時期」と「サッカーへ完全に復帰できる時期」は同じではないということです。サッカーでは、ランニングやフィジカルトレーニングだけでなく、ボールを使った練習、選手同士の接触、転倒、空中戦、ヘディングなど、頭皮へ加わる負担の異なる動作が連続して行われます。そのため、単に「術後何日目か」だけで競技復帰を判断するのではなく、どのプレーまで再開するのかを分けて考える必要があります。
 特にサッカーでは、発汗、汗を拭く際の摩擦、選手同士の接触、転倒による頭部への衝撃、ヘディングが術後の復帰を考えるうえで重要なポイントになります。ランニングや非接触の練習を再開できる状態になっても、その時点でヘディングや強い接触プレー、試合まで同時に再開できるとは限りません。

 そのため、植毛後のサッカー復帰は、

軽い運動 → 自主トレ → 非接触のチーム練習 → 接触を伴う練習 → ヘディング → 通常練習 → 試合復帰

というように、競技動作を段階的に戻していく考え方が重要です。

 また、サッカーを継続している方では、術後の回復だけでなく、試合・大会・合宿・遠征・シーズン開幕などの日程から逆算して手術時期を考えることも大切です。特に、通常どおりの試合ではヘディングや接触プレーを完全に避けることが難しいため、「いつから走れるか」ではなく、「いつまでに通常どおりのサッカーへ戻る必要があるか」を基準に治療計画を考えます。

【要点】
・術後4日目までは運動を控える
・術後5日目から軽い運動を再開する
・術後7日目以降から通常の運動へ徐々に戻す
・術後14日目以降はスポーツの制限は原則なくなる
・ヘディングなど頭皮へ直接負担が加わる動作は術後1か月程度控える
・「ランニング再開」と「サッカー完全復帰」は別に考える
・自主トレ、チーム練習、接触練習、ヘディング、試合へ段階的に戻す
・汗だけでなく、汗を拭く際の摩擦、接触、転倒、頭部への衝撃にも注意する
・試合やシーズンの日程から逆算して手術時期を検討する

 本コラムでは、サッカー・フットサルを行っている方が自毛植毛を検討する際に知っておきたいポイントについて、自主トレ、チーム練習、接触プレー、ヘディング、試合復帰までの流れを中心に、術後の発汗や頭皮への摩擦・衝撃、手術時期の考え方まで詳しく解説します。

目次

サッカー選手にとって自毛植毛はどのような選択肢? 

 サッカー選手をはじめとする競技者にとって、自毛植毛はAGA治療薬による薬物療法とは異なる治療選択肢の一つです。
 フィナステリドやデュタステリドなどのAGA治療薬は、継続的に使用することでAGAの進行を抑えることを目的とした治療です。一方、自毛植毛は、AGAの影響を受けにくい後頭部や側頭部の毛包を、薄毛が気になる部分へ移植する外科的治療です。
 競技者がAGA治療を受ける場合も、競技者であることだけを理由に特定の治療方法が決まるものではありません。AGAの状態や進行範囲、既存毛やドナーの状態などを確認したうえで、薬物療法や自毛植毛などの治療方法を検討します。
 ただし、「サッカー選手だから自毛植毛が適している」「自毛植毛をすればAGA治療薬が不要になる」ということではありません。
 自毛植毛で移植した毛髪はドナー部の性質を引き継ぎますが、移植していない既存毛にはその後もAGAが進行する可能性があります。そのため、既存毛の状態やAGAの進行状況によっては、植毛後もAGA治療薬の使用を検討する場合があります。
 また、自毛植毛は外科的治療であるため、手術後には一定期間の運動制限が必要です。特にサッカーでは、ランニングだけでなく、発汗、選手同士の接触、転倒、ヘディングなども考慮して競技復帰を計画する必要があります。
 そのため、サッカー選手が自毛植毛を検討する際には、薬物療法との違いだけでなく、薄毛の状態、ドナー、将来的なAGAの進行、競技スケジュールまで含めて治療方法を検討することが重要です。

自毛植毛後のサッカーはいつから再開できる?

 紀尾井町クリニックでは、自毛植毛後のサッカーについて術後の経過に問題がなければ、5日目から軽い運動、7日目以降から通常の運動へ徐々に戻し、14日目以降はスポーツの制限は原則なくなることを目安としています。ただし、ヘディングなど頭皮へ直接的な負担が加わる動作は、少なくとも術後1か月程度は控えます。
 ただし、サッカーでは「運動を再開できる時期」と「競技へ完全復帰できる時期」は同じではありません。
 サッカーでは、ランニングやフィジカルトレーニングだけでなく、ダッシュ、急な方向転換、ボールを使った練習、選手同士の接触、転倒、空中戦、ヘディングなど、頭皮へ加わる負担の異なる動作が連続して行われます。
 そのため、ウォーキングやランニングを再開できるようになったとしても、その時点で通常のチーム練習や接触プレー、ヘディング、試合まで同時に再開できるとは限りません。
自毛植毛後の洗髪や入浴、運動など、一般的な術後の注意事項についての詳細は、「治療後の過ごし方」もご参照ください。 

 このため、サッカーへの復帰は、次のように段階を分けて考えると整理しやすくなります。

自毛植毛後のサッカー復帰の目安

術後の時期復帰段階サッカーでの目安主な注意点
手術当日~4日目運動休止サッカー・トレーニングを控える移植部への接触・摩擦・衝撃を避ける
5日目~軽い運動ウォーキング、軽いサイクリングなど大量の発汗や頭部への接触を避ける
7日目~自主トレ軽いランニング、非接触の基礎練習などから徐々に再開転倒、接触、強い発汗、頭部への刺激に注意
14日目以降チーム練習・接触の少ない練習通常の運動へ戻しながらチーム練習への参加を検討頭部への直接的な接触や強い衝撃は慎重に判断
1か月以降ヘディングを含む練習ヘディングや頭部への直接的な負担を伴う動作も再開を検討術後の状態を確認して再開する
1か月以降を目安試合復帰通常練習、接触、ヘディングまで問題なく行えることを確認して復帰「1か月経過=必ず試合復帰」ではない

 この表で重要なのは、術後14日目以降に「スポーツの制限は原則なくなる」ことと、「通常どおりのサッカーへ完全復帰できる」ことは同じではないという点です。
 たとえば、術後14日目以降にランニングやパス練習へ問題なく戻れたとしても、試合では選手同士の接触、転倒、空中戦、ヘディングなどを避けることが難しくなります。
 そのため、サッカーでは、「何ができるようになったか」を確認しながら段階的に戻していくことが重要です。
 また、同じサッカーでも、趣味で週末にプレーする場合と、プロ・実業団・学生競技などで毎日高強度の練習を行う場合では、必要となる復帰レベルが異なります。
 さらに、ポジションによってもヘディングや接触の頻度は異なります。たとえば、センターバックやフォワードなどでは空中戦やヘディングの機会がより多くなることがあり、通常のランニングやボールトレーニングへ復帰できた後も、試合で必要となるプレーまで戻れるかを別に確認する必要があります。
 実際の再開時期は、術後の状態や移植部位、採取部の回復状態、練習内容、競技レベルなどによって異なります。医師から個別の指示がある場合には、その指示を優先してください。事前に医師と綿密な計画を立てつつ、段階ごとに相談をしておくとよいでしょう。 

なお、自毛植毛後の発毛や移植毛の経過についての詳細は、「植毛後の経過(1ヶ月後、3ヶ月後、半年後、1年後)」もご参照ください。 

術後5日目から軽い運動、7日目以降から自主トレへ

 自毛植毛後にサッカーへ復帰する際は、いきなりボールを使った練習やチーム練習へ戻るのではなく、まずは頭部への接触や衝撃が少ない軽い運動から段階的に再開することが大切です。
 術後の経過に問題がなければ、術後5日目からウォーキングや軽いサイクリングなどの運動を再開できます。この時期は、体を動かすことそのものよりも、大量の発汗や転倒、汗を拭く際の摩擦などによって移植部へ負担をかけないことが重要です。

術後5日目からは軽い運動を再開する

 術後5日目頃からは、経過に問題がなければ、日常生活の延長として行える程度の軽い運動から再開します。

 たとえば、

  • ウォーキング
  • 軽いサイクリング
  • 短時間の低強度運動

などが目安になります。

 サッカーを日常的に行っている方にとっては物足りなく感じるかもしれませんが、この段階では「競技復帰のために身体を動かし始める時期」と考える方が適切です。

 まだ、

  • ダッシュ
  • インターバルトレーニング
  • 高強度のランニング
  • 強い筋力トレーニング
  • ボールを使った激しい練習
  • 対人練習
  • ヘディング

などへ戻す時期ではありません。

 運動強度が高くなると発汗量も増え、汗が額や頭部へ流れることで、手やタオルで頭皮へ触れる機会も増えます。
 そのため、術後5日目からの運動では、「どのくらい動けるか」よりも「頭皮へ負担をかけずに動けるか」を優先します。

術後7日目以降は自主トレを徐々に再開する

 術後7日目以降は、術後の状態に問題がなければ、通常の運動へ徐々に戻していきます。
 サッカーの場合は、チーム練習へすぐに戻るのではなく、まずは一人で強度を調整しやすい自主トレーニングから再開すると、頭皮への負担を管理しやすくなります。

 具体的には、

  • 軽いジョギング
  • 短時間のランニング
  • ストレッチ
  • 低~中強度のフィジカルトレーニング
  • 軽いボールタッチ
  • ドリブル
  • パス練習
  • ヘディングを伴わない基礎練習

などから、術後の状態を確認しながら徐々に戻していきます。

 ただし、術後7日目になれば通常どおりのサッカー練習ができるという意味ではありません。
 サッカーでは、ランニング中の転倒、ボールを追う際の急な方向転換、他の選手との接触、頭部へのボールの直撃など、予定していなかった動きが起こることがあります。
 そのため、この時期は、できるだけ自分で運動強度や動作を調整できる環境でトレーニングすることが重要です。

最初は「時間」と「強度」を抑えて戻す

 術後に運動を再開する際は、手術前と同じ練習時間や運動強度へ一度に戻す必要はありません。
 たとえば、普段60~90分程度のトレーニングを行っている方でも、最初は短時間のランニングや軽いボールトレーニングから始め、頭皮の状態や発汗量を確認しながら徐々に運動量を増やします。
 特にサッカーでは、練習時間が長くなるほど発汗量が増え、汗を拭く回数も増えやすくなります。
 そのため、最初は短時間・低強度の運動から始め、徐々に運動時間と強度を上げながら、ボールを使った動きを増やしていきます。

ランニングができてもチーム練習へ戻れるとは限らない

 自主トレでランニングやボール練習ができるようになると、「もう通常のチーム練習へ戻ってもよいのではないか」と考える方もいるかもしれません。
 しかし、自主トレとチーム練習では頭皮へ加わる負担が異なります。
 自主トレであれば、自分の判断で速度を落としたり、運動を中断したり、接触する動作を避けたりできます。一方、チーム練習では、他の選手の動きに合わせる必要があり、予期しない接触や転倒が起こる可能性があります。
 そのため、「一人で走れる」「ボールを蹴れる」という状態と、「チーム練習へ戻れる」という状態は分けて考える必要があります。
 まずは自主トレで運動強度を徐々に戻し、その後、非接触のチーム練習、接触を伴う練習へと段階的に進めていくことが大切です。

術後14日目以降はチーム練習へ段階的に復帰する

 術後14日目以降は、術後の経過に問題がなければ、スポーツの制限は原則なくなります。
 ただし、サッカーでは、通常の運動を再開できることと、チーム練習や接触プレーへ完全に戻れることは同じではありません。
 チーム練習では、自主トレーニングと違って、他の選手の動きに合わせながらプレーする必要があります。急な方向転換や競り合い、転倒、接触など、自分だけでは完全にコントロールできない動きが増えるためです。
 そのため、術後14日目以降は、いきなり通常どおりの全体練習へ戻すのではなく、非接触のメニューから段階的に参加範囲を広げていくことが大切です。

まずは非接触のチーム練習から再開する

 チーム練習への復帰では、最初から対人プレーや競り合いへ入るのではなく、頭部への接触が生じにくいメニューから再開します。

 たとえば、

  • パス練習
  • ポゼッション練習のうち接触が少ない内容
  • シュート練習
  • フィジカルトレーニング
  • 戦術確認
  • セットプレーの動きの確認
  • ヘディングを伴わないボール練習

などが考えられます。

 この段階では、練習時間や運動強度だけでなく、頭部へ予期しない接触が起こる可能性があるかも確認します。
 同じ「チーム練習」であっても、パス回しとミニゲームでは接触の頻度が異なります。そのため、練習名だけで判断するのではなく、実際の内容を確認して参加範囲を決めることが重要です。

接触プレーは「身体への接触」と「頭部への接触」を分けて考える

 サッカーでは、選手同士の接触を完全に避けることはできません。
 ただし、自毛植毛後の復帰を考える際には、単に「接触があるかどうか」だけではなく、どこに、どの程度の力が加わる可能性があるのかを考える必要があります。
 サッカーの接触には、肩や腕が軽く触れる程度のものから、身体を入れてボールをキープする動作、相手選手との競り合い、空中戦での接触、相手選手の腕や頭が自分の頭部へ当たるケース、転倒して頭部を地面へ打つケースまであり、移植部や採取部へ加わる負担は異なります。
 身体同士の軽い接触だけであれば頭皮へ直接負担が加わらない場合もありますが、頭部への接触や転倒を伴うプレーでは、移植部へ摩擦や衝撃が加わる可能性があります。
 そのため、接触プレーは一括りにせず、頭部へ直接的な負担が加わる可能性があるかを確認しながら復帰することが重要です。

ミニゲームや対人練習は予期しない接触に注意する

 ミニゲームや紅白戦などでは、相手選手との接触や転倒、頭部へのボールの直撃、空中戦などが、プレーの流れの中で予期せず起こることがあります。
 そのため、術後14日目以降であっても、対人要素の強い練習は、非接触の練習より慎重に再開します。
 特に、普段の練習でヘディングや競り合いが自然に発生する場合には、あらかじめ指導者やチームメイトへ、一定期間は頭部への接触を避けたいことを伝えておくことも検討します。

接触練習へ戻れてもヘディングは別に考える

 接触を伴うチーム練習へ戻れるようになったとしても、ヘディングまで同時に再開できるとは限りません。
 紀尾井町クリニックでは、ヘディングなど頭皮へ直接的な負担が加わる動作は、術後1か月程度は控えることを目安としています。
 サッカーでは通常練習の中で自然にヘディングが発生することがあります。そのため、術後1か月程度までは、接触練習へ参加する場合でもヘディングや空中戦を避け、頭部へボールが当たる可能性の高いメニューやセットプレーでは役割を調整するなど、練習内容を工夫することが重要です。

 「チーム練習へ復帰した=通常どおりすべてのプレーを再開した」ではありません。

 チーム練習、接触プレー、ヘディングは、それぞれ別の段階として考える必要があります。

チーム練習への復帰では「何分参加するか」も考える

 練習復帰では、プレー内容だけでなく、参加時間も重要です。
 たとえば、術前に90分以上の高強度トレーニングを行っていた場合でも、最初から同じ時間・同じ強度で参加する必要はありません。
 短時間の参加から始め、最初は一部のメニューから参加し、その後、非接触の練習、接触の少ない練習へと参加範囲を広げ、最終的に通常練習へ戻していきます。 
 長時間の練習では発汗量も増え、選手同士の接触や転倒などによって頭部へ負担が加わる機会も増えます。
 そのため、チーム練習への復帰では、「参加できるか」だけでなく「どのメニューに、どの程度の時間参加するか」まで考えることが大切です。

植毛後のヘディングはいつから?術後1か月程度控える

 自毛植毛後にサッカーへ復帰する際、ランニングや通常のトレーニングとは分けて考える必要があるのがヘディングです。
 何度も恐縮ですが、当院ではサッカーのヘディングなど、頭皮へ直接的な負担が加わる動作については少なくとも術後1か月程度は控えることを目安としています。
 術後7日目以降から通常の運動へ徐々に戻り、14日目以降にはスポーツの制限が原則なくなったとしても、ヘディングは別です。これは、ランニングやパス練習とは異なり、ボールが頭部へ直接当たる動作だからです。

ヘディングでは頭皮へ直接的な力が加わる

 ヘディングでは、額付近を中心にボールを受けます。
 自毛植毛では生え際や前頭部へ移植するケースも多いため、ヘディングを行う位置によっては、移植部やその周辺へ直接的な力が加わる可能性があります。
 また、実際のサッカーでは、単に一人でボールをヘディングするだけとは限りません。
 空中戦では、相手選手の頭部や肩、腕が頭部へ接触したり、着地時にバランスを崩して転倒したりすることがあります。また、競り合いの中で頭皮へ摩擦が加わったり、予想していない位置へボールが当たったりする可能性もあります。
 そのため、自毛植毛後のヘディングは、「ボールを頭で受けられるか」だけではなく、ヘディングに伴って生じる可能性のある接触や転倒まで含めて考える必要があります。

術後1か月までは練習内容からヘディングを外す

 術後1か月程度までは、チーム練習へ参加できるようになった場合でも、ヘディングを含む練習については避けます。

 たとえば、

  • ヘディング練習
  • クロスボールへのヘディング
  • ロングボールの競り合い
  • コーナーキック
  • フリーキックからの空中戦
  • セットプレーでの競り合い

など、頭部へ直接ボールが当たったり、選手同士が頭部付近で接触したりする可能性のある練習は、通常のランニングやパス練習とは分けて考えます。
 チーム練習へ復帰する場合には、一定期間ヘディングを行わないことを、あらかじめ指導者やチームメイトへ伝えておくと練習内容を調整しやすくなります。

ポジションによってヘディングの頻度は異なる

 同じサッカー選手でも、ヘディングを行う頻度はポジションやプレースタイルによって異なります。 
 たとえば、センターバックではロングボールのクリアやセットプレー、フォワードではロングボールやクロスボールへの対応など、空中戦が多くなることがあります。
 一方で、ポジションだけでヘディングの頻度が決まるわけではなく、チームの戦術や選手個人のプレースタイルによっても異なります。
 そのため、競技復帰を考える際には、普段どの程度ヘディングや空中戦を行うのか、セットプレーへ参加するのか、試合中に頭部への接触が多いポジションやプレースタイルなのかについても確認しておくことが大切です。

1か月経過すれば必ずヘディングできるわけではない

 「術後1か月程度」というのは、ヘディングなど頭皮へ直接的な負担が加わる動作を控える一つの目安です。
 術後1か月が経過したからといって、全員がその日から通常どおりヘディングを再開できるという意味ではありません。

 実際の再開時期は、

  • 移植部の状態
  • 採取部の回復状態
  • 術後経過
  • ヘディングの頻度
  • 練習強度
  • 選手同士の接触がどの程度あるか

なども踏まえて判断します。

 再開する場合も、いきなり試合と同じ強度・頻度でヘディングを行うのではなく、術後の状態を確認しながら段階的に通常の練習へ戻していくことが大切です。

試合復帰を考える際にもヘディングが重要になる

 ヘディングを控えている期間でも、ランニングやパス練習など、一部のサッカー練習へ復帰できる場合があります。
 しかし、試合では「今日はヘディングをしない」と完全に決めてプレーすることは難しくなります。
 ロングボール、クロス、セットプレーなどでは、試合の流れの中で瞬間的にヘディングが必要になることがあります。また、自分がヘディングをしなくても、空中戦で他の選手と頭部が接触する可能性があります。
 そのため、通常どおりの試合復帰を考える際には、ランニングやチーム練習へ戻れているかだけでなく、ヘディングや頭部への接触を伴うプレーまで再開できる状態かを確認することが重要です。
 自毛植毛後のサッカーでは、ヘディングを「通常の運動の一部」として一括りにせず、頭皮へ直接負担が加わるサッカー特有の競技動作として、独立して復帰時期を考える必要があります。

植毛後のサッカーと汗|大量の発汗や汗を拭く動作は大丈夫? 

 サッカーは、長時間走り続けることが多く、季節や練習強度によっては大量に汗をかくスポーツです。
 そのため、自毛植毛後にサッカーへ復帰する際、「汗をかいても大丈夫なのか」と気になる方もいるかもしれません。
 自毛植毛後の運動では、汗だけで競技復帰の可否を判断するものではありません。

 特に術後早期は、

  • 大量の発汗
  • 汗を拭く際の摩擦
  • 手やタオルで頭皮をこする動作
  • 長時間のトレーニング
  • 帽子やヘッドバンドなどによる蒸れや接触

などをあわせて考える必要があります。

汗そのものより「汗を拭く動作」に注意する

 サッカーでは、ランニング中やプレーの合間に、額や顔に流れてきた汗を手やタオル、ユニフォームなどで拭くことがあります。
 このとき、無意識に生え際や前頭部まで強くこすってしまうと、術後早期の移植部へ摩擦が加わる可能性があります。
 特に、生え際や前頭部へ自毛植毛を行った場合には、顔へ流れてきた汗を拭こうとして、移植部付近へ触れやすくなります。
 そのため、術後早期に運動を再開する際は、「汗をかかないようにする」ことだけではなく、「汗をどのように拭くか」まで意識することが大切です。
 汗を拭く場合には、移植部を強くこすらず、頭皮へ必要以上の摩擦を加えないよう注意します。

サッカーでは運動時間が長くなるほど発汗量も増える

 サッカーの練習では、ランニングやボールトレーニングだけでなく、フィジカルトレーニング、対人練習、ミニゲームなどを組み合わせることで、60分から90分以上運動することもあります。
 運動時間が長くなるほど発汗量や汗を拭く回数が増え、選手同士の接触や転倒などによって頭部へ負担が加わる機会も増えます。
 そのため、術後にサッカーへ復帰する際は、「ジョギングができたから90分のチーム練習も問題ない」と考えるのではなく、運動時間についても段階的に戻していくことが重要です。
 最初は短時間の低強度運動から再開し、術後の状態を確認しながら徐々に時間と強度を増やしていきます。

夏場のサッカーでは発汗量がさらに増えやすい

 夏場や気温・湿度の高い環境では、同じ練習内容でも発汗量が増えやすくなります。
 特に、真夏の屋外練習や炎天下での試合、長時間のトレーニング、合宿や連日の練習など、高温多湿の環境では発汗量が増えやすくなります。
 また、暑い環境では汗を拭く回数も増えやすくなるため、術後早期は頭皮へ触れる機会も増える可能性があります。
 そのため、夏場に手術を受ける場合には、単純に「夏だから自毛植毛に向かない」と考えるのではなく、手術後の一定期間にどの程度の練習や試合が予定されているかを確認しておくことが重要です。

冬でも発汗が少ないとは限らない

 一方、冬場であれば発汗を気にしなくてよいというわけでもありません。
 高強度のトレーニングや室内でのフィジカルトレーニングでは、冬でも多くの汗をかくことがあります。
 また、ニット帽や防寒用のヘッドバンドなどを着用する場合には、頭皮への接触や蒸れについても考える必要があります。
 そのため、自毛植毛後のサッカー復帰では季節だけで判断せず、練習時間や運動強度、発汗量、練習環境、帽子やヘッドバンドなど頭部に着用する装具も含めて考えることが大切です。

ヘッドバンドや帽子を使用する場合も注意する

 サッカーでは、練習時にヘッドバンドを使用したり、移動やウォーミングアップ時に帽子を着用したりすることがあります。

 こうしたものを使用する場合には、

  • 移植部を圧迫しないか
  • 着脱時に頭皮をこすらないか
  • 長時間の着用で蒸れないか
  • 汗でずれて移植部へ摩擦が加わらないか

などを確認します。

 特に術後早期は、汗をかいた状態でヘッドバンドや帽子がずれると、頭皮へ繰り返し摩擦が加わる可能性があります。
 そのため、発汗と装具の使用は別々ではなく、組み合わせて考えることが大切です。

汗が気になるからといって復帰時期を汗だけで決めない

 自毛植毛後のサッカーでは、大量の発汗に注意する必要がありますが、「汗をかくスポーツだから長期間サッカーができない」ということではありません。
 サッカーへの復帰では、発汗だけでなく、汗を拭く際の摩擦、運動強度、選手同士の接触、転倒、ヘディングなども含めて考えることが重要です。
 そのため、「汗をかいてもよい時期」という一つの基準だけで判断するのではなく、その時点でどのような練習を行い、頭皮へどの程度の負担が加わる可能性があるのかを確認しながら段階的に復帰することが大切です。 

試合復帰はいつから?練習復帰との違い 

 自毛植毛後にサッカーへ戻る際は、「練習に参加できる時期」と「試合へ復帰できる時期」を分けて考える必要があります。
 練習では、参加するメニューや運動強度を調整できます。たとえば、ランニングやパス練習だけに参加し、対人練習やヘディング、ミニゲームを避けたり、練習時間を短くしたりすることも可能です。
 一方、試合では、相手選手との接触、転倒、空中戦、ヘディングなどを完全に避けることは難しくなります。そのため、通常の試合で必要になるプレーまで問題なく行える状態かを確認して復帰を判断します。

試合ではヘディングや接触を完全には避けにくい

 試合では、ロングボールやクロスへのヘディング、相手選手との身体接触、空中戦での頭部同士の接触、スライディングやタックルによる転倒、予期しないボールの頭部への直撃などが、試合の流れの中で起こる可能性があります。
 「今日はヘディングをしない」「頭部への接触だけ避ける」と決めていても、実際の試合では完全にコントロールすることはできません。
 そのため、ヘディングや頭部への接触をまだ避ける必要がある時期に、通常どおりの試合へ復帰することは慎重に考える必要があります。

試合復帰は「競技動作がすべて戻ったか」で考える

 試合復帰を考える際には、ランニングやダッシュ・方向転換、ボールを使った基礎練習、チーム練習、対人・接触練習、ヘディングなど、試合で必要となる競技動作へ段階的に戻れているかを確認します。
 特に重要なのが、ヘディングと頭部への接触を伴うプレーまで再開できているかという点です。
 紀尾井町クリニックでは、ヘディングなど頭皮へ直接的な負担が加わる動作について、術後1か月程度控えることを目安としています。
 そのため、通常どおりヘディングを行う必要がある試合への本格的な復帰についても、術後1か月程度以降を一つの目安として検討することになります。

「術後1か月=試合復帰日」ではない

 ただし、術後1か月が経過したからといって、その日から必ず試合へ復帰できるという意味ではありません。

 試合復帰の時期は、

  • 移植部の状態
  • 採取部の回復状態
  • 術後経過
  • 練習へどの程度戻れているか
  • 接触プレーを問題なく行えるか
  • ヘディングを再開できる状態か
  • 試合で求められる運動強度
  • ポジションやプレースタイル

などを踏まえて判断します。

 たとえば、術後1か月が経過していても、その直前まで非接触の自主トレしか行っていなければ、いきなり90分間の公式戦へ戻るのではなく、まずはチーム練習や対人練習で競技動作を確認する方が適切です。
 「1か月経過したか」だけではなく、「試合に必要なプレーまで段階的に戻れているか」が重要です。

公式戦と練習試合でも負荷は異なる

 試合復帰を考える際には、試合の種類や出場時間も確認します。
 短時間の練習試合や一部時間のみの出場と、公式戦での途中出場、90分間のフル出場、延長戦を含む大会、連日の試合では、身体への負荷や発汗量、接触の機会が異なります。
 最初の試合復帰では、可能であれば出場時間や競技強度を段階的に戻すという考え方もあります。
 特に大会や連戦では、1試合だけでなく複数日にわたって高い運動強度が続くため、「1試合プレーできるか」だけでなく、その後の回復や次の試合まで含めて考えることが大切です。

ポジションによって試合中の頭部への負担も異なる

 試合で求められるプレーは、ポジションやプレースタイルによっても異なります。
 たとえば、センターバックやセンターフォワードでは空中戦やヘディングの機会が比較的多くなることがあります。一方で、他のポジションでもセットプレーやロングボールへの対応などでヘディングが必要になることがあります。
 また、ゴールキーパーではヘディングの頻度は少なくても、飛び込みや選手との接触、転倒などが起こる可能性があります。
 そのため、試合復帰では、ポジション名だけで判断するのではなく、実際の試合でどのような動作が必要になるかを確認することが重要です。

重要な試合から逆算して手術時期を考える

 サッカーを競技として継続している方では、手術時期を決める段階から試合復帰について考えておく必要があります。
 リーグ開幕やトーナメント、昇格・降格に関わる試合、全国大会、セレクション、合宿、海外遠征、チームへの合流日など、復帰しなければならない時期が決まっている場合には、その日から逆算して手術日を検討します。
 特にヘディングなど頭皮へ直接負担が加わる動作を術後1か月程度控えることを考えると、重要な試合の直前に手術を行うと、体力的にはプレーできても通常どおりの競技動作へ戻れない可能性があります。

 そのため、「試合までに走れるようになればよい」のではなく、

試合日
← 通常練習
← ヘディング・接触練習
← 非接触のチーム練習
← 自主トレ
← 軽い運動
← 手術

というように、必要な復帰段階から逆算して手術時期を考えることが大切です。 

サッカー選手はいつ植毛するのがよい?オフシーズン・合宿・遠征から考える手術時期 

 サッカーを継続している方が自毛植毛を検討する場合は、試合やチーム練習などの予定を確認し、通常どおりの競技へ戻るまでに必要な期間を確保できるかを考えることが重要です。
 手術時期を検討する際には、オフシーズンだけでなく、合宿や遠征、セレクション、シーズン開幕などの予定も含めて確認しておきましょう。 

オフシーズンは手術時期を検討しやすい

 リーグ戦や大会が一定期間行われないオフシーズンは、自毛植毛の手術時期を検討しやすい期間の一つです。試合が続くシーズン中と比較すると、術後早期の運動制限を守りやすく、自主トレから段階的に復帰する期間や、ヘディングを控える期間も確保しやすくなります。また、試合出場への影響を抑えながら、チーム練習への復帰時期を調整しやすいという点もあります。
 ただし、「オフシーズン=十分な休養期間がある」とは限りません。
 プロや学生競技では、公式戦が終了した直後から自主トレやフィジカルトレーニングが始まり、その後すぐにキャンプや合宿へ入ることもあります。
 そのため、オフシーズンという名称だけで判断するのではなく、実際にどの程度サッカーから離れられる期間があるのかを確認することが重要です。

シーズン終了直後でも次の始動日を確認する

 シーズン最終戦が終わった直後は、一見すると手術を受けやすい時期に見えます。
 しかし、シーズン終了後すぐに自主トレやチーム始動、フィジカル測定、キャンプ・合宿、練習試合などが予定されている場合には、十分な復帰期間を確保できないことがあります。
 特に、ヘディングを術後1か月程度控えることを考えると、「試合が終わった日」ではなく、「通常練習やヘディング練習を再開する日」までどの程度期間があるかを確認する必要があります。

シーズン開幕から逆算して考える

 シーズン開幕日が決まっている場合には、その日から逆算して手術時期を検討します。
 たとえば、開幕戦へ通常どおり出場するためには、試合直前にヘディングを再開するのではなく、その前に通常練習や接触練習へ戻り、競技動作を確認する期間も必要になります。そのため、開幕日から通常練習、ヘディング・接触練習、非接触のチーム練習、自主トレに必要な期間を逆算して手術時期を考えます。
 「開幕まで1か月あるから大丈夫」と単純に判断するのではなく、1か月後に初めてヘディングを再開するのか、それとも1か月後には試合へ出場する必要があるのかによって、必要な余裕は異なります。

合宿やキャンプの直前は慎重に考える

 サッカーでは、シーズン前や長期休暇中に合宿やキャンプが行われることがあります。
 合宿では、通常より練習時間が長くなったり、1日に複数回トレーニングを行ったりするほか、フィジカル負荷や発汗量が増え、対人練習や実戦形式、ヘディングや空中戦が多くなることがあります。
 そのため、手術後すぐに合宿へ参加する予定がある場合には、「合宿へ行けるか」だけでなく、合宿で予定されている練習内容まで確認することが重要です。
 ランニングや軽い基礎練習だけであれば参加できる時期でも、対人練習や紅白戦、セットプレー、ヘディング練習まで行う場合には、同じ時期に通常どおり参加できるとは限りません。

遠征では競技だけでなく術後の生活環境も考える

 国内外への遠征が予定されている場合には、サッカーの練習や試合だけでなく、移動や宿泊環境も考える必要があります。

 遠征では、

  • 長時間の移動
  • 飛行機やバスでの移動
  • 普段とは異なる宿泊環境
  • 洗髪や頭皮ケアを行う環境の変化
  • 練習スケジュールの変更
  • 医療機関をすぐ受診できない可能性

などがあります。

 特に海外遠征では、術後に気になる症状が生じた場合でも、手術を受けた医療機関へすぐに相談・受診することが難しくなる場合があります。
 そのため、手術直後に長期間の遠征を予定している場合には、競技復帰だけでなく術後の経過確認ができる期間も確保することが大切です。

セレクションや移籍時期も確認する

 プロ、学生、育成年代などでは、試合以外にもセレクションやトライアウト、移籍後のチーム合流など、競技パフォーマンスを求められる時期があります。
 入団テストやセレクション、トライアウト、移籍先への合流、新チームでの初練習、強化指定選手の選考など、通常に近い競技パフォーマンスが求められる予定についても確認しておく必要があります。
 こうした場面では、単に参加できるだけでなく、通常に近い状態でプレーできることが求められる場合があります。
 そのため、公式戦だけでなく、自分にとって競技上重要な予定をすべて確認したうえで手術時期を考えることが重要です。

学生選手では大会と長期休暇の両方を確認する

 学生競技では、夏休みや春休みなどの長期休暇を利用して自毛植毛を検討する場合もあります。
 ただし、長期休暇中には夏合宿や冬季トレーニング、春季大会、全国大会、選手権、新チームの始動、練習試合などが集中することもあります。
 そのため、「学校が休みだから手術を受けやすい」というだけではなく、部活動やクラブチームのスケジュールまで含めて確認する必要があります。

趣味でサッカーをする場合も予定から逆算する

 趣味や社会人スポーツとしてサッカー・フットサルを行っている場合には、プロ選手ほど厳密な復帰期限がないこともあります。
 大会や社会人リーグ、フットサル大会、会社や友人との試合、定期的なチーム練習などの予定を確認し、術後しばらく参加を控えられる時期を選ぶことで、余裕を持った復帰計画を立てやすくなります。
 競技復帰を急ぐ必要がない場合には、無理に早い段階でチーム練習へ戻すのではなく、術後の状態を確認しながらゆっくり運動強度を戻すことができます。

最も重要なのは「試合がない時期」ではなく「復帰まで余裕がある時期」

 自毛植毛を受ける時期を考える際に、単純に「試合がない時期」を選べばよいわけではありません。
 試合がなくても、毎日高強度のチーム練習や合宿を行っていれば、術後の運動制限を守りにくい場合があります。
 一方で、シーズン中であっても、長い中断期間があり、十分に練習量を調整できる場合には手術時期を検討できることもあります。
 重要なのは、試合の日程だけでなく、いつ通常練習へ戻る必要があるのか、いつ接触練習やヘディングを再開する必要があるのかまで確認することです。
 サッカー選手が自毛植毛を検討する際は、「空いている日を手術日にする」のではなく、「無理なく通常の競技レベルへ戻れる期間を確保できる日」を手術時期として考えることが大切です。

FUT法・FUE法とサッカー|競技者だからFUE法とは限らない 

 サッカーをしている方が自毛植毛を検討する際、「競技への復帰を考えるとFUE法の方がよいのではないか」と考えることがあります。
 しかし、サッカーをしているという理由だけで、FUT法・FUE法のどちらかに決まるわけではありません。

 FUT法とFUE法では毛包の採取方法や採取部にできる傷痕の形が異なりますが、実際の術式は、

  • 必要な移植株数
  • ドナーの状態
  • 薄毛の範囲
  • 希望する髪型
  • 将来的な薄毛の進行
  • 追加手術の可能性
  • 採取部の傷痕の見え方
  • 頭皮の状態

などを総合的に確認したうえで検討します。

 サッカーでは術後にランニング、接触、転倒、ヘディングなどがあるため、移植部だけでなく、後頭部や側頭部の採取部がどのように回復するかも競技復帰を考えるうえで重要です。

FUT法とFUE法の手術方法や特徴の違いについての詳細は、「FUT法とFUE法の違い」もご参照ください。 

FUT法では後頭部の縫合部への負担も考える

 FUT法では、後頭部や側頭部の頭皮を細長く帯状に採取し、採取した部分を縫合します。
 そのため、術後早期は、移植部だけでなく、後頭部の創部や縫合部にも配慮する必要があります。
 サッカーでは、転倒して後頭部を地面へ打ったり、相手選手と接触したり、空中戦でバランスを崩したりすることがあります。
 また、フィジカルトレーニングを併用している選手では、ベンチプレスやマット運動などで後頭部が器具や床へ接触することもあります。
 そのため、FUT法を受けた場合には、サッカーそのものだけでなく、日常的に行っている補強トレーニングまで含めて採取部への負担を考える必要があります。

FUE法でもすぐにサッカーへ復帰できるわけではない

 FUE法では、後頭部や側頭部から毛包単位で採取するため、採取部には多数の小さな創部が形成されます。
 FUT法のような線状の縫合部はありませんが、FUE法だから採取部を気にせずすぐにサッカーへ復帰できるというわけではありません。
 術後早期は、FUE法でも採取部への摩擦や圧迫、強い接触を避ける必要があります。
 FUE法でも、転倒や選手同士の接触に加え、汗を拭く際に後頭部へ触れたり、帽子やヘッドバンドが採取部へ接触したり、トレーニング中にベンチやマットへ後頭部を押しつけたりすることで、採取部へ負担が加わる可能性があります。
 そのため、FUE法であっても、術後は移植部と採取部の両方を確認しながら競技へ戻していきます。

「傷が小さいからFUE法の方がサッカー向き」とは限らない

 FUE法では点状の小さな採取痕が分散して形成されるため、FUT法の線状の採取痕とは見え方が異なります。
 この違いから、「FUE法の方が傷が目立ちにくい」「スポーツ選手にはFUE法が向いている」と考える方もいるかもしれません。
 しかし、術式の選択は採取痕の形だけで決めるものではありません。
 特に広い範囲への移植や多くの移植株数が必要な場合には、ドナーをどのように採取するか、将来的に追加手術を行う可能性があるかなども重要になります。
 そのため、「サッカー選手だからFUE法」という単純な選び方ではなく、必要な移植株数と将来のドナー計画まで含めて考えることが重要です。

短髪にする選手は採取痕の見え方も確認する

 サッカー選手の中には、競技中の快適さや普段のスタイルから髪を短くしている方もいます。
 また、夏場の暑さや練習量の多さから、定期的にかなり短い髪型にする方もいます。
 FUT法では後頭部に線状の採取痕、FUE法では点状の採取痕が形成されるため、髪を短くした際の見え方は異なります。
 そのため、普段どの程度まで髪を短くするのか、シーズン中に短髪にする頻度、採取部の傷痕の見え方をどの程度気にするのかについても、カウンセリング時に伝えておくとよいでしょう。
 ただし、短髪だからFUE法、長髪だからFUT法と自動的に決まるものではありません。
 傷痕の見え方は、必要な移植株数やドナーの状態などとあわせて総合的に考えます。

FUT法・FUE法で採取部に形成される傷痕についての詳細は、「自毛植毛の傷痕について」もご参照ください。 

将来的に追加手術を考える場合はドナー計画も重要になる

 AGAは進行性の脱毛症であり、現在薄毛が気になっている範囲だけでなく、将来的に周囲の薄毛が進行する可能性もあります。
 そのため、若い年代のサッカー選手や、今後も長期的に薄毛が進行する可能性がある方では、最初の手術だけでなく、将来の追加手術まで見据えてドナーを考える必要があります。
 自毛植毛に使用できるドナーには限りがあるため、初回手術でどの範囲からどの程度採取するかは、その後の治療計画にも影響します。
 特に競技者の場合、短髪にする機会が多かったり、見た目の変化を気にする時期が明確だったりすることもありますが、競技上の都合だけで術式を決めるのではなく、生涯のドナー計画も含めて考えることが大切です。

複数回の自毛植毛を想定したFUT法・FUE法の採取順序やドナー計画についての詳細は、「植毛を行うときにFUT法とFUE法のどちらを最初に行うべきか」もご参照ください。 

サッカー選手とAGA治療薬|アンチ・ドーピング規則も確認する

 自毛植毛を検討している方の中には、フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジルなどのAGA治療薬を使用している方もいます。
 サッカーを競技として行っている場合には、AGA治療を目的とした薬剤であっても、その時点の最新のアンチ・ドーピング規則を確認することが大切です。
 フィナステリドやデュタステリドなどは、過去にアンチ・ドーピング上の扱いが変更された経緯があります。そのため、以前確認した情報だけで現在の使用可否を判断するのではなく、最新の情報を確認してください。
 AGAの状態や治療方法については医師と相談し、実際の競技上の使用可否については、所属する競技団体やJADA(日本アンチ・ドーピング機構)、JADA公認スポーツファーマシストなどの専門機関・専門家へご確認ください。

サッカー選手がカウンセリングで伝えておきたいこと 

 サッカーを継続しながら自毛植毛を検討する場合には、薄毛の状態や希望する治療内容だけでなく、普段どの程度サッカーを行っているか、いつまでに競技へ復帰する必要があるかについてもカウンセリング時に伝えておくことが大切です。
 同じ「サッカーをしている」という場合でも、週末に趣味でプレーする方と、毎日チーム練習を行う選手では、術後に必要となる復帰計画が大きく異なります。
 また、ポジションやプレースタイルによって、ヘディングや選手同士の接触が生じる頻度も異なります。
 そのため、サッカー選手の自毛植毛では、手術そのものだけでなく、術後にどのような競技動作へ、いつ戻る必要があるのかまで含めて相談することが重要です。

競技レベルと練習頻度を伝える

 まず確認したいのが、現在どの程度の頻度・強度でサッカーを行っているかです。
 プロ・セミプロ、実業団、学生競技、クラブチーム、社会人リーグ、趣味・レクリエーション、フットサルなどでは、練習回数や試合頻度、求められる復帰時期が異なります。そのため、競技レベルに加えて、週に何回・何時間程度練習しているのか、フィジカルトレーニングや試合の頻度、どの程度オフを確保できるのかも伝えておくと、術後の復帰計画を具体的に考えやすくなります。
 たとえば、週末に月数回プレーする方であれば十分な休養期間を取りやすい一方、毎日チーム練習を行っている選手では、どのメニューから復帰するかまで考えておく必要があります。

ポジションやプレースタイルも重要になる

 サッカーでは、ポジションによって試合中に求められる動作が異なります。
 たとえば、センターバックではロングボールの処理やセットプレーなどでヘディングや空中戦が多くなることがあります。
 センターフォワードでも、クロスボールへの対応やロングボールの競り合いなど、頭部への接触が多くなる場合があります。
 また、ゴールキーパーではヘディングの頻度は比較的少なくても、ダイビング、転倒、相手選手との接触などが起こります。
 一方で、同じポジションでもチームの戦術や選手個人のプレースタイルによって実際の動作は異なります。
 そのため、主なポジションだけでなく、普段のヘディングや空中戦、接触プレーの頻度、セットプレーへの参加、ゴール前での競り合いの有無なども共有しておくと、競技復帰をより具体的に考えることができます。

「いつから走りたいか」ではなく「いつまでに何が必要か」を伝える

 自毛植毛後の復帰について相談する際、「いつから運動できますか?」という質問だけでは、サッカーへの完全復帰時期までは判断しにくい場合があります。
 サッカーでは、軽い運動やランニングから自主トレ、非接触のチーム練習、接触練習、ヘディング、通常練習、試合へと、復帰までに複数の段階があります。
 そのため、自主トレをいつ始めたいのか、チーム練習へいつ合流する必要があるのか、接触練習やヘディングをいつ再開する必要があるのか、そしていつ試合へ出場する必要があるのかまで伝えることが重要です。
 特に、「1か月後に練習へ戻れればよい」のか、「1か月後には公式戦へ出場する必要がある」のかでは、同じ1か月でも意味が異なります。

試合・大会・合宿など決まっている予定を伝える

 競技スケジュールが決まっている場合には、できるだけ具体的な日程を伝えておくと手術時期を検討しやすくなります。
 リーグ開幕日や公式戦、大会、練習試合、合宿、キャンプ、遠征、セレクション、トライアウト、チームへの合流日など、すでに決まっている競技スケジュールがあれば具体的に伝えておきます。
 そのため、競技予定がある場合には、その日までにどの段階まで復帰しておく必要があるかを逆算して手術時期を検討します。

サッカー以外のトレーニングについても伝える

 サッカー選手の場合、競技練習以外にもさまざまなトレーニングを行っていることがあります。
 ウエイトトレーニングやベンチプレス、スクワット、体幹トレーニング、ランニング、サイクリング、水泳、リハビリテーションなど、サッカー以外に行っている運動についても伝えておくことが大切です。
 特に、ベンチプレスやマット運動では後頭部が器具や床へ接触する場合があり、FUT法・FUE法いずれの場合でも採取部への負担を考える必要があります。
 そのため、「サッカーをいつ再開できるか」だけでなく、普段行っている補強運動やコンディショニングについても伝えておくことが大切です。

短髪にする頻度や希望する髪型も相談する

 サッカー選手の中には、競技のしやすさや暑さへの対策として、髪を短くしている方もいます。
 FUT法では線状、FUE法では点状の採取痕が後頭部や側頭部に形成されるため、髪を短くした際の傷痕の見え方も術式を検討する要素の一つになります。
 普段の髪の長さや、どの程度まで短くすることがあるのか、シーズン中に短髪へする頻度、将来的に希望する髪型などもカウンセリング時に伝えておくとよいでしょう。
 ただし、髪型だけでFUT法・FUE法が決まるわけではありません。必要な移植株数やドナーの状態、将来的な治療計画などとあわせて検討します。

使用しているAGA治療薬について伝える

 フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジルなどのAGA治療薬を使用している場合には、その内容について医師へ伝えてください。
 現在使用しているAGA治療薬やこれまでの治療歴は、今後のAGA治療や自毛植毛を検討するうえでも参考になります。
 なお、使用している薬剤の競技上の扱いについて確認が必要な場合には、所属する競技団体やJADA(日本アンチ・ドーピング機構)、JADA公認スポーツファーマシストなどの専門機関・専門家へご確認ください。

サッカー選手がカウンセリングで伝えたい項目

 自毛植毛のカウンセリングでは、次のような情報を整理しておくと、競技復帰まで含めた相談がしやすくなります。

確認項目伝えておきたい内容
競技レベルプロ、学生、社会人、趣味など
ポジションDF、FW、MF、GKなど
練習頻度週何回、1回何時間程度か
ヘディング練習・試合でどの程度行うか
接触プレー対人練習や空中戦の頻度
試合予定リーグ戦、大会、重要な試合の日程
チーム予定合宿、遠征、キャンプ、合流日
復帰希望自主トレ・チーム練習・試合へいつ戻る必要があるか
補強運動ウエイト、ランニングなどサッカー以外の運動
髪型普段の髪の長さ、短髪にする頻度
AGA治療薬現在使用しているAGA治療薬、これまでのAGA治療歴

 これらすべてが自毛植毛の適応を決めるというわけではありませんが、サッカーを続けながら無理のない手術時期と競技復帰計画を考えるための重要な情報になります。

 カウンセリングでは、「サッカーをしています」と伝えるだけでなく、いつ・どのレベルのプレーまで戻る必要があるのかを具体的に共有することが大切です。

サッカーと自毛植毛に関するよくある質問 

Q. 自毛植毛後、サッカーはいつからできますか?

 A. 術後の経過に問題がなければ、術後5日目から軽い運動、7日目以降から通常の運動へ徐々に戻し、14日目以降はスポーツの制限は原則なくなります。
 ただし、サッカーではランニングだけでなく、接触プレー、転倒、空中戦、ヘディングなどがあります。
 そのため、軽い運動や自主トレから始め、チーム練習、接触練習、ヘディング、試合へと段階的に復帰することが大切です。

Q. 植毛後のランニングはいつからできますか?

 A. 術後5日目からはウォーキングなどの軽い運動を再開し、術後7日目以降からランニングを含む通常の運動へ徐々に戻していくことが目安です。
 ただし、最初から長時間・高強度で走るのではなく、短時間の軽いジョギングなどから始めます。
 サッカーの場合、ランニングを再開できるようになっても、その時点でチーム練習や接触プレー、ヘディングまで再開できるとは限りません。

Q. 植毛後のヘディングはいつからできますか?

 A. 紀尾井町クリニックでは、ヘディングなど頭皮へ直接的な負担が加わる動作は、最低でも術後1か月程度は控えることを目安としています。
 ヘディングではボールが頭部へ直接当たるだけでなく、空中戦で相手選手と接触したり、着地時に転倒したりする可能性もあります。
 そのため、通常のランニングやパス練習とは別の段階として復帰時期を考えます。

Q. 接触プレーはいつから再開できますか?

 A. 術後14日目以降はスポーツの制限は原則なくなりますが、サッカーの接触プレーにはさまざまな種類があります。
 肩や身体同士の軽い接触と、頭部同士の接触、空中戦、転倒では、頭皮へ加わる負担が異なります。
 まずは頭部への接触が生じにくい練習から再開し、強い接触や頭部への衝撃を伴うプレーは慎重に戻していくことが大切です。

Q. 植毛後に汗をかいても大丈夫ですか?

 A. 自毛植毛後の競技復帰は、汗をかくかどうかだけで判断するものではありません。
 特に術後早期は、大量の発汗に加えて、汗を拭く際に手やタオルで移植部をこすってしまうことにも注意が必要です。
 サッカーでは運動時間が長くなるほど発汗量や汗を拭く回数も増えやすいため、最初は短時間・低強度の運動から徐々に戻していきます。

Q. 術後1か月経てば試合に出られますか?

 A. 術後1か月は、ヘディングなど頭皮へ直接負担が加わる動作を再開する一つの目安ですが、「1か月経過すれば必ず試合に出られる」という意味ではありません。
 試合復帰では、チーム練習へ戻れているか、接触プレーを問題なく行えるか、ヘディングを再開できる状態か、試合に必要な運動強度まで戻れているかなども確認します。
 特に公式戦では、ヘディングや接触、転倒を完全に避けることが難しいため、通常練習まで段階的に戻したうえで復帰を考えます。

Q. フットサルの場合も同じですか?

 A. フットサルでも、自毛植毛後の基本的な運動再開の考え方は同じです。
 一方、フットサルではサッカーと比べてヘディングの頻度は少ない場合がありますが、身体の接触や転倒、壁や床への接触、高強度のダッシュ、大量の発汗などが生じることがあります。
 そのため、「ヘディングが少ないから早く完全復帰できる」と単純に判断せず、実際のプレー内容や強度を確認しながら戻していくことが重要です。

Q. ゴールキーパーはフィールドプレーヤーより早く復帰できますか?

 A. ポジションだけで復帰時期を決めることはできません。
 ゴールキーパーはヘディングの頻度が比較的少ない一方で、ダイビングや転倒、ゴール前での選手同士の接触、ハイボールへの対応、ボールの頭部への直撃などが起こる可能性があります。
 そのため、ゴールキーパーでも、通常のランニングができることと試合へ復帰できることは分けて考える必要があります。

Q. サッカー選手ならFUE法の方が向いていますか?

 A. サッカーをしているという理由だけでFUE法が適しているとは限りません。
 FUT法・FUE法の選択では、必要な移植株数、ドナーの状態、薄毛の範囲、希望する髪型、将来的な薄毛の進行、追加手術の可能性などを総合的に確認します。
 競技復帰の早さだけを基準に術式を選ぶのではなく、長期的な治療計画まで含めて検討することが重要です。

Q. サッカーのシーズン中でも自毛植毛は受けられますか?

 A. シーズン中であることだけを理由に自毛植毛ができないわけではありません。
 ただし、試合やチーム練習が続いている時期は、術後に必要な運動制限や段階的な復帰期間を確保しにくくなることがあります。
 特にヘディングを術後1か月程度控える必要があるため、試合日から通常練習、ヘディング・接触練習、チーム練習、自主トレに必要な期間を逆算して手術時期を考えることが大切です。

Q. プロではなく趣味でサッカーをしている場合も同じですか?

 A. 術後の頭皮を保護する基本的な考え方は、競技レベルにかかわらず同じです。
 一方、趣味でサッカーをしている場合には、プロや学生競技のように決められた復帰期限がないことも多く、試合や練習を休める期間を確保しやすい場合があります。
 そのため、無理に早く復帰する必要がなければ、術後の状態を確認しながら余裕を持って段階的に運動量を戻すことができます。

Q. AGA治療薬を使用しているサッカー選手はアンチ・ドーピング規則を確認した方がよいですか?

 A. はい。アンチ・ドーピング規則の対象となる競技者がAGA治療薬を使用する場合には、最新の規則を確認することが大切です。
実際の競技上の使用可否については、所属する競技団体やJADA(日本アンチ・ドーピング機構)、JADA公認スポーツファーマシストなどの専門機関・専門家へご確認ください。

Q. カウンセリングではサッカーをしていることを伝えた方がよいですか?

 A. はい。特に競技を継続している場合には、競技レベル、ポジション、練習回数、ヘディングや接触プレーの頻度、試合日程、合宿や遠征、チームへの合流日、いつまでに通常練習へ戻る必要があるのかまで伝えておくと、手術時期や競技復帰について具体的に相談しやすくなります。

まとめ 

 サッカーやフットサルを行っている方も、自毛植毛を検討することができます。術後の経過に問題がなければ、5日目から軽い運動、7日目以降から通常の運動へ徐々に戻し、14日目以降はスポーツの制限は原則なくなりますが、ヘディングなど頭皮へ直接負担が加わる動作は術後1か月程度控えることが目安です。
 ただし、「ランニングができるようになった=サッカーへ完全復帰できた」ではありません。試合復帰では、接触プレーやヘディングまで含めて通常どおりの競技動作へ戻れているかを確認する必要があります。
 また、リーグ戦や大会、合宿などの予定が決まっている場合には、必要な復帰期間から逆算して手術時期を検討することが大切です。

 FUT法・FUE法の選択についても、競技復帰のしやすさだけでなく、必要な移植株数やドナーの状態、将来的な治療計画まで含めて考えます。また、AGA治療薬を使用している競技者は最新のアンチ・ドーピング規則を確認し、競技上の使用可否について不明な場合には、所属する競技団体やJADA、公認スポーツファーマシストなどへ確認してください。
 自毛植毛後のサッカー復帰では、「いつから運動できるか」だけでなく、「いつから通常どおりサッカーができるか」まで見据えて計画することが大切です。

自毛植毛の治療内容や当院について詳しくは、自毛植毛総合ページをご覧ください。

監修医師プロフィール

東邦大学医学部医学科卒業後、同大学附属病院泌尿器科に入局し、以降10年以上に渡り手術加療を中心に臨床に従事。男性型脱毛症(AGA)にも関連するアンドロロジー(男性学)の臨床に関わる。2021年より紀尾井町クリニックにて、自毛植毛を中心に薬物治療を組み合わせてAGA治療を行っている。著書として『薄毛の治し方』(現代書林社)を上梓。(詳細プロフィールはこちら)

AGA治療・自毛植毛|紀尾井町クリニック東京本院 院長
日本泌尿器科学会専門医・同指導医
国際毛髪外科学会 会員
医師 中島 陽太

記事監修 中島医師