植毛手術について
Q 専門の医師による無料診察について
A 手術前の無料診察は、専門の医師がお客様の頭髪の状態を拝見するだけでなく、NHT式自毛植毛の詳細をご説明して、お客様に十分ご理解いただくためのものです。月曜日~土曜日の午前・午後に完全予約制でおこないます。所要時間は約1時間です。
遠方で手術前のご来院が困難なお客様は、手術の前日や当日に診察を受けることも可能ですが、その場合は、あらかじめお写真(正面、やや下向き、斜め左右、後方やや上向きなど)をお送り下さい。髪の長さも4cm以上に伸ばしておいて下さい。
Q 手術前の髪の長さについて
A 手術の前には、後頭部(頭の後ろ)から側頭部(耳の上)までの範囲の髪を、4cm以上の長さに伸ばしておいて下さい。そうすれば、手術の翌日から、自分の髪でドナーの傷を隠せますので、人に見られることはありません。
Q 一日で可能な植毛本数について
A ドナー部の髪の密度や植毛部の頭皮の状態により異なります。一般的には1日に4,500~5,000本程度の毛を植毛する治療を希望される方が多いです。メガセッション(超大量植毛)では、1日に6,000本以上植毛することも可能です。
Q 手術の回数について
A 1度の自毛植毛で作れる髪の濃さには限界がありますが、2度植毛すれば周囲(頭の後ろや耳の上の部分)と同じくらいの濃さに見えるようになります。つまり、脱毛範囲に自毛がほとんど残っていない場合でも、2回自毛植毛をすれば普通に近い濃さに見えるように仕上がります。ある程度自毛が残っている場合は、1回の植毛で結構見ばえが良く仕上がります。もし将来、残存自毛の薄毛が進行して自毛が無くなっても、最初に植毛した毛は生涯生え続けますので、その時点で2回目の植毛をなさればほぼ大丈夫です。もちろん、植毛範囲とドナーの密度により、植毛結果の髪の濃さには個人差がでます。詳しくは専門の医師による無料診察でご相談下さい。
Q 人工毛の影響について
A 人工毛は基本的に感染を伴っています。繰り返し人工毛を植毛された場合は、感染や炎症反応の結果、頭皮がかたく線維化して血流低下していますので、高密度で自毛植毛すると移植毛の定着率が低くなります。密度を高くし過ぎないように注意して植毛すれば、人工毛植毛の後の硬い皮膚に自毛植毛してももちろん定着します。
人工毛が残っている部分に自毛植毛される場合は、まず人工毛を全部抜いて、約1カ月後に感染や炎症反応がおさまった頃に植毛をなさればよい結果が得られます。
Q かつらをはずすことについて
A ヘアピースは正常の密度よりも濃く作ってあり、その濃さに周囲の人目が慣れるとはずしにくくなります。1回の自毛植毛で実現できる濃さには限界がありますが、2~3回植毛をおこなえば、自然の濃さに見えるようになりますので、ヘアピースをはずすことが可能になります。
Q かつらと脱毛について
A ヘアピ-スは正常の髪より30%くらい濃く作ってあります。この濃さに周囲の目が慣れてくると、人前ではずせなくなり、生活の大部分の時間、かつらをつけたままでいるようになりがちです。ヘアピースを長時間使用すると、頭皮が蒸れてカビが生えて毛根にダメージが加わり、どんどん脱毛が広がります。髪は蛋白質でできており、カビにとって良い栄養になるので、毛髪から毛根や頭皮にまでカビの感染が広がり、ついには毛根が死んで髪の毛がなくなり永久脱毛になります。ヘアピースの使用は、なるべく短時間にとどめて、長時間の連続使用は避けて下さい。そして、脱毛が広範囲に進行する前に自毛植毛なさることをおすすめします。詳しくは、専門の医師による無料診察でご相談下さい。
Q かつらの種類について
A かつらには、止め金やテープで固定するタイプと、編み込み式のタイプがあります。止め金やテープ式は、止め金やテープの当る場所が脱毛します。この脱毛は、かつらの使用を中止すれば、脱毛が回復する場合が多いようです。編み込み式のかつらは、昼も夜もかつらを着けたまま長期間過ごすので、頭皮が蒸れてカビが生えてきます。髪にとっては非常に良くない状況です。長年かつらを使用し続けると、どんどん脱毛が広がって、かつらをかぶせた範囲の丸い形で永久脱毛になっていきます。ついにはほとんど髪がなくなります。かつらをご使用の方は、なるべく早めに使用を中止して、自毛植毛に切り変えられることをおすすめします。
Q 手術と季節について
A 自毛植毛の手術は季節に関係ありません。汗の多い夏でも、寒い冬でも、結果は同じです。お仕事の都合に合わせて、手術の予定をご相談下さい。