自毛植毛のメリットとデメリット

自毛植毛のメリットとデメリット

 自毛植毛は薄毛に悩む方にとって大変魅力的な解決策の一つですが、注意しておく点もありますので、事前にメリットとデメリットについて把握した上で、クリニックでの相談の際に気になる点の詳細を医師に説明してもらい、納得した上で施術するようにしましょう。

<メリット

カスタマイズ性

 自身の状況や希望に合わせてどの部分にどのくらい植毛をするのかを決めて実施する事が出来ます。密度を刻する事は勿論、全くの無毛部に植毛することも可能で、ヘアラインを好きな形にすることもできます。
※ただし、移植本数や将来を見越したデザインを考慮する必要があります。

自然な質感

 自毛植毛治療は、自身の健康な毛髪を使用するため、他のご自身の毛髪と変わらず自然な見た目を実現することができます。さらには、植毛された毛髪は、自分自身の毛髪と同様に成長し自然に生え変わっていくため、髪の質感も一致します。染髪やパーマ、整髪料でのスタイリングも違和感なく楽しめます。

容易な管理

 自毛植毛は、一度の手術(日帰り)で永続的な結果を期待することができます。植えられた毛髪は、定着後は他の自身の毛髪同様の管理で済みます。外れる・ずれる等の心配もないので、その点で人目を気にする必要がなく、運動や洗髪など風や水に過敏になる必要もございません。また、定期的なメンテナンスの必要性や追加費用の発生などがありません。普段の生活そのままにお過ごし頂けます。

自己評価(自信)の向上

 自毛植毛によって薄毛の改善がみられるようになると、外見の変化と共に人の目が気にならなくなり、容姿に対する精神的負担から解放されて、これまで避けてきたアクティビティに挑戦したり、帽子をかぶらずに外出したりと、より積極的なコミュニケーションをとるなど、自信をとりもどす事に繋がる場合があり、心理的にもポジティブな変化が期待できます。

安全性

 自毛植毛は、自分の細胞組織を自分の別の場所に移動する「自家移植」なので拒絶反応が起こらず、感染症や炎症が起こりにくいのが特徴です。また、自毛植毛は日帰り手術が大半です。皮膚表面のみの太い血管や神経を傷つけない手術なので、翌日から仕事をされる方も少なくありません。

頭部以外への移植

 自毛植毛は薄毛の頭部だけでなく、眉毛、ヒゲ、もみあげ、火傷の無毛部、事故の傷痕などの他の部位にも移植することができます。

デメリット>

費用

 自毛植毛は、医療保険のきかない自由診療扱いとなる為、他の薄毛治療方法に比べて1度の治療において高い費用がかかる場合があります(メンテナンスや毎月の費用等は必要ありません)。クリニック毎になりますが、多くの場合、移植する株数によって手術費用が算出されますので、広い面積にたくさんの株を移植するほど費用が高くなっていきます。

手術リスク

 自毛植毛は手術療法です。手術である以上、リスクが伴います。手術中の出血、麻酔薬の副作用、手術後の感染症や傷口の癒着などの合併症が起こる可能性があります。

術後の痛み、違和感

 自毛植毛手術後は、手術後の数日間は、頭皮の腫れや痛み、つっぱり感などを感じる場合があり、違和感が生じることがあります。これはドナー採取部、移植部に起こる可能性があり、FUT、FUEという術式によって性状が異なります。例えばFUTの場合はドナー部の頭皮を帯状に切除して、上下の頭皮を縫合することから、術後数日後頭部のつっぱり感が出る可能性があります(ずっと続くわけではありません)。
また手術の刺激や使用する麻酔薬の影響で、術後しばらくは患部や顔が腫れる可能性があります。

移植部のかさぶた

 術後、移植部には植毛した「株」が入っていますが、株がしっかり生着するには数日かかります。生着する前に摩擦などを加えて株が取れてしまうとその部分から生えなくなってしまうため、術後しばらくは移植部を安静にする必要があります。髪の毛の場合は普段通りのこすり洗いによる洗髪が出来ませんし、眉毛やヒゲの場合は洗顔時に移植部に触れないような注意が必要です。
 移植部には術後にかさぶたが残りますが、このかさぶたはこすり洗いするまでは残りますので、術後1週間程度はかさぶたが残ることになります。
移植部位や既存の毛量によっては髪型を工夫して隠すことができますが、隠せない場合は術後1週間程度移植部が目立つことになります。

移植できる株数に限りがある

 良質な株を移植するためには、適切なドナーエリアからの株採取が必要です。良質な株が採れるドナーエリアは限られているため、生涯で移植できる株数には限界があります。また、進行した薄毛の場合、全ての範囲を十分な密度でカバーするような株の供給が難しい場合もあります。

ドナー部の傷痕

 自毛植毛手術は、現在FUTもしくはFUEという方法のいずれかで行われます。どちらの方法でも、後頭部から株を採取するため、後頭部に傷が生涯残ってしまうことが共通のデメリットです。ドナーエリアに残る傷痕としては、FUTでは後頭部を横に走る線状の縫合痕が1本、FUEでは米粒大の傷痕がくり抜いた株数ぶん残ります。いずれも数センチの髪の長さで隠すことができますが、スキンヘッドや坊主のように極度に髪を短くした際は傷痕が目立ってしまいます。

個人差

 自毛植毛の結果や傷の治り方には個人差があります。個人の体質や術後の過ごし方等によって結果が異なる場合があり、完璧な予測は難しく、期待通りの結果が得られない場合もあります。また、毛髪の寿命や将来の薄毛の進行によっては、追加の治療が必要な場合もあります。

まとめ>

 以上が主に上げられる自毛植毛のメリット・デメリットになります。
 メリットに関しては様々なところで情報が得られますが、デメリットに関してもしっかり理解することが満足度の高い治療を受けるのに必要と考え、デメリットを中心に少し詳しく説明してみました。
 文字の情報だけですとイメージが掴みにくいところや疑問点もあるかと思いますので、興味のある方は自毛植毛クリニックでカウンセリングを受け、より詳しい説明を受けていただければと思います。

 紀尾井町クリニックでは、医師が無料で薄毛のお悩みや植毛に関してのご相談を直接承っております。治療法のメリット・デメリット、リスクや副作用についても説明をさせて頂いておりますので、お悩みや疑問点などございましたら、お気軽にご相談下さい。


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