おすすめの植毛クリニックとは?【医師監修】

このコラムでわかること
・おすすめの植毛クリニックとはどういったクリニックなのか。検討の際に考慮すべき4つのポイント
・植毛を行うにあたって大切なこと
・植毛の主な2つの方法(FUT法、FUE法)
近年、植毛を行うクリニックが増加してきておりますが、おすすめの植毛クリニックとはどのようなクリニックなのでしょうか?植毛(自毛植毛)は、クリニックによって大きく差が出るAGA・薄毛治療です。技術力や経験、採用方式などはクリニックによって特色があり、さらに自由診療の為、費用もクリニックごとに異なっているため、どのクリニックで植毛をするべきなのかを迷われてしまう方もいらっしゃるかと思います。そこで、今回はおすすめの植毛クリニックについて、ご紹介をさせて頂きますので、植毛を検討の際に参考にしていただければと思います。併せて「植毛で失敗しないための5つのポイント【医師監修】」もご参照頂くと、よりイメージが湧きやすいかと思いますので、興味のある方はそちらもご覧下さい。なお、本コラムでは、特定のクリニックをご紹介するのではなく、検討する際に考慮すべきポイントを紹介させて頂きますので、ご了承下さい。
- 1. 植毛とは?
- 2. 植毛の方法は大きく2つ
- 2.1. FUT法(Follicular Unit Transplantation)
- 2.1.1. 主な特徴
- 2.2. FUE(Follicular Unit Excision)植毛
- 2.2.1. 主な特徴
- 3. 植毛を行なうにあたり大切なこととは?
- 3.1. 治療効果の理解
- 3.2. 副作用やその他リスクの理解
- 3.3. クリニック(医師・看護師)の技術や経験
- 3.4. カウンセリングの内容
- 3.5. 植毛法の選択肢
- 3.6. 手術後のケア
- 3.7. 費用
- 4. おすすめの植毛クリニック
- 4.1. 経験が豊富な植毛専門のクリニック(医師・看護師含む)
- 4.1.1. 医師や看護師、クリニックに植毛手術の十分な経験がある
- 4.1.2. 植毛に特化したクリニック
- 4.1.3. FUT法とFUE法の両方に対応している
- 4.1.4. 植毛デザインや技術など実績を基にしたノウハウを持っている
- 4.1.5. FUE法希望であれば、ドナー採取部分を刈る方法と刈らない方法に対応しているか
- 4.1.6. FUT法希望であれば、ドナー採取部分の縫合方法に「トリコフィティック縫合法」を採用しているか
- 4.2. 医師への相談がしっかり行える
- 4.2.1. 医師と十分な相談ができる
- 4.2.2. 医師との相性は問題ないか
- 4.2.3. FUT法やFUE法の向き・不向きやメリット・デメリットの説明を受ける
- 4.2.4. ドナー採取エリアの傷痕症例の確認をすることができる(自身が想定する移植数と同程度)
- 4.2.5. 相談した医師が手術まで一貫して担当している
- 4.3. 術後も必要に応じて相談できる
- 4.3.1. 術後のアフターフォローには対応しているか
- 4.3.2. 施術した医師が相談に乗ってくれるか
- 4.3.3. 有料になるケースを確認する
- 4.4. 費用が明確
- 4.4.1. 植毛にかかる総額を確認しておく
- 4.4.2. 治療の催促に注意を払う
- 5. まとめ
植毛とは?
まずは植毛について簡単にご紹介していきます。植毛(自毛植毛)とは、AGAなどで起こる薄毛や脱毛に対する治療法の1つで、自身のAGAに強い健康な毛髪を気になる部分に移植する医療技術です。移植された毛髪は、移植先で生涯にわたって生え続ける事が期待でき、毛包ごと移植されている為、他の自毛と同様に伸びてきます。自分の髪の毛なので、洗髪やドライヤー、パーマや染髪、整髪料や散髪など、特に気にすることなく行っていただく事ができます。一方で、生え揃うのに約一年かかることや、自毛を採取した部位に、傷痕が必ず残ること(FUT法・FUE法いずれも)、副作用やリスクなどの注意点がありますので、詳しくは「植毛とは?医師が詳しく解説【医師監修】」をご参照下さい。さらに興味のある方は直接クリニックにご相談下さい。
植毛の方法は大きく2つ
植毛は主にFUT法とFUE法の2つの方法によって実施されています。其々の特徴を簡単に見ていきましょう。どちらの方法が優れているという事ではなく、いずれの方法も向き・不向き、メリット・デメリットがありますので、詳しくは医師にご相談下さい。
FUT法(Follicular Unit Transplantation)
広範囲の薄毛治療や大量の毛髪を移植したい場合には、FUT法が向いています。生涯には最大で約5,000~7,000株の植毛が可能です。FUT法であれば前頭部から頭頂部等への広域へ移植するのにもFUE法に比べて充分なドナー株数が確保できる可能性が高く、もし術後にAGAが進行してしまったとしても、FUE法よりも対応出来る幅が広がります。FUSS(Follicular Unit Strip Surgery)とも呼ばれます。詳しくは「ボリューム植毛FUT」で紹介していますので、ご参照下さい。
主な特徴
- 大量の移植が可能
- 生涯に採取出来るドナー株数が多い
- 高い有効採取率
- 費用がFUE法に比べてリーズナブル
- 株数が多い手術の場合は、手術時間がFUE法よりも短い傾向がある
- 後頭部に横方向に走る線状の傷跡が残る(髪を伸ばす事で隠す事は可能)
- メスで頭皮を切る
- 採取数は頭皮のゆとりに左右される
FUE(Follicular Unit Excision)植毛
眉毛、ヒゲや傷痕などの比較的少量のドナー株で充分な植毛にはFUE法の治療が向いています。可動性が少ない頭皮の硬い方や、FUT法の縫合痕を目立たなく修正したい場合にもFUE法が適しています。生涯には最大で約2,000~3,000株の植毛が可能で、FUT法のようにメスを用いて帯状に切るのではなく、直径1mm前後の鋭利な筒状の刃物で毛根ごとくり抜いてドナー株を採取していきます。通常ドナー株を採取する範囲を刈り上げて実施されますが、刈り上げずに実施する方法などもありますので、興味のある方は対応している医療機関にてご確認ください。詳細は「くり抜く植毛FUE」で紹介していますので、ご参照下さい。
主な特徴
- 傷跡が目立ちにくい(採取数が増えると目立ちやすくなる)
- 頭皮が硬く可動性が少ない方でも可能
- 手術後の回復期間がFUT法と比べると比較的短い
- 採取するほどドナー部(後頭部や側頭部)の髪の密度が下がっていく
- 生涯で採取可能な株数がFUT法に比べると少ない
- FUT法よりも費用が高額な傾向がある
- バリカン幅が広い(刈らない方法もあるが、費用が高額)
植毛を行なうにあたり大切なこととは?
植毛とは、及び植毛の主な方法をご紹介させて頂きましたが、植毛を行うにあたって大切なことは何かをご紹介させて頂きます。詳しくは医師またはクリニックにご確認ください。
治療効果の理解
植毛治療を受ける上で、まずはその治療効果を理解しておくことはとても重要になります。自毛植毛は、自身の髪の毛を気になる部分に移植する魅力的な治療方法ですが、注意いただく点もあります。ここでは特に注意しておく点について主なものを挙げていきます。
- 自毛を移植するため、自身の髪の毛の総量が増える訳では無い
- ドナー範囲(移植毛採取エリア)が限られている為、移植できる数には限度がある
- 移植する密度を高くすれば範囲は狭く、範囲を広げれば密度は低くなる
- 一度の手術での移植密度には限度がある
- 効果を感じるまでに、およそ1年程度かかる
- 移植された髪の毛は、採取された髪の毛の性質を受けつぐ(白髪、髪の太さ、クセ等) など
副作用やその他リスクの理解
医療行為全般にも言えることですが、植毛治療でも、手術後の経過中にいろいろな副作用やその他リスクが伴う場合があります。
- 痛み、出血、吐き気、移植部位のカサブタや赤み、かゆみ、額やまぶたの腫れ、感染症、一時的な脱毛、麻痺、膿胞、髪の毛の縮れなど
- FUTの傷:1本の線状の縫合痕が生涯残ります。体質や採取数、医師の経験・技量や縫合方法等によっては傷が目立ちやすくなる場合がある(2~3cm程度髪を伸ばせが隠せます)
- FUEの傷:米粒大の小さなくり抜き痕が採取した数分、生涯残ります(例えば1000株採取なら1000個のくり抜き痕)。体質や採取数、医師の経験・技量等によっては傷が目立ちやすくなる場合がある(1~2cm程度髪を伸ばせが隠せます)
- FUTの採取部の密度:採取した後に縫合を行うため、ドナー採取部の密度低下は起こりません。しかし、採取数や回数が増えるほど傷が目立ちやすくなったり、傷が増える可能性がある
- FUEの採取部の密度:FUEではくり抜いた傷は縫って閉じずに開放したままにするため、米粒大の小さなくり抜き痕が残ります。くり抜けばくり抜くほど傷痕は増えていって、それに伴い採取部位の密度は低下していく
クリニック(医師・看護師)の技術や経験
植毛を行うクリニック(医師・看護師)の技術や経験は、結果に大きく影響します。植毛はチーム医療であり、医師だけが経験豊富でも十分な植毛を実施する事ができず、その逆も然りです。また、経験が豊富なクリニック(医師・看護師)は、将来を見据えた植毛デザインと、それを実現するためのノウハウや術後のアフターフォローに関するノウハウなどを持っています。つまり、経験豊富な医師と看護師が在籍しているクリニックを選ぶことが重要です。
カウンセリングの内容
植毛では、手術と同じくらい事前のカウンセリング(相談)は重要です。なぜなら、カウンセリングにおいて、植毛に関する情報(メリット・デメリット、副作用・リスク、注意点、手術方法の違いなど)を正確にお伝えした上で、患者さんと医師は話を擦り合わせて治療計画を立てる為、ここが不十分ですと、植毛への満足度は低くなってしまう可能性が高くなってしまいます。そしてもうひとつ重要な点は、医師との相性を判断できるということです。治療計画をたてる際のみならず、術後のアフターフォローにおいてもこの点は大切になってきます。その為、極力複数のクリニックで専門医とじっくり相談をされることを推奨させて頂きます。
植毛法の選択肢
植毛方法の選択肢は主にFUT法とFUE法(刈る・刈らない)がありますが、満足度に関わる点は勿論、無理をしないという意味でも植毛方法の選択は重要となります。どちらが優れているという事はなく、それぞの方法に向き・不向きがあり、状況やご希望に応じてそれぞれの方法を使い分けることが無理のない植毛に繋がります。
ご自身の状況に最も合った方法を多角的な視点で見極めるために、それぞれの方法について偏りのない判断ができるようバランスよく相談する事が重要となります。
手術後のケア
植毛は、手術と同様にカウンセリングも重要だとお話をさせて頂きましたが、この2つと同じくらい術後のケアも大切です。植毛は手術をして終了ではありません。移植された髪の毛をしっかりと定着させることが重要となります。激しい運動をしたり、移植部に刺激を与えないようにすることと共に、感染や炎症などを避けるためにも適切なケアを行い、頭皮を清潔に保つことが必要です。術後の数週間は外部からの刺激を避け、医師の指示に従って生活することが大切です。また、手術後に何かしらトラブルが起こった際に、その対応に追加費用がかかるのか、といったことも事前にクリニックに確認しておいた方が良いでしょう。なお、通常は手術を受けたクリニック以外での術後のケアが行われる事はないと思われますので、術後の事も考慮した上で、カウンセリング、手術、術後のケアの3点において信頼のおけるクリニックを選ぶようにしましょう。
費用
植毛治療は自由診療となりますので、クリニックごとにかかる費用が異なります。さらにクリニックの技術力や経験値、ノウハウは勿論、提供しているサービスも異なりますので、それらを考慮した上で、ご自身の希望に合うクリニックを選ぶようにしましょう。
おすすめの植毛クリニック
これまでご紹介させて頂いたことを考慮した上で、おすすめの植毛クリニックのポイントをご紹介させて頂きます。これ等のポイントを考慮した上で、極力複数のクリニックにて相談をされる事をおすすめいたします。実際に相談して比較検討される事で、植毛ついての理解が深まるとともに、より偏りのない情報を基に、ご自身に合ったクリニックの選択ができるでしょう。「植毛で失敗しないための5つのポイント【医師監修】」でも似たポイントを挙げさせて頂いておりますので、興味のある方は併せてご参照下さい。
経験が豊富な植毛専門のクリニック(医師・看護師含む)
医師や看護師、クリニックに植毛手術の十分な経験がある
植毛手術において、医師や看護師、クリニックの十分な経験は効果的な植毛に直結します。経験豊富な医師は、さまざまな症例に対応した実績があり、FUT法やFUE法など患者に最適な手法を選び、将来を見越した自然な仕上がりを実現する技術と経験を持っており、手術中のトラブルにも冷静に対処し、術後ケアまで適切に指導する事ができるでしょう。看護師の経験も重要で、株分けや医師の指導による植込み作業、手術の補助や患者ケアを円滑に行い、術後のケア指導でも蓄積された経験は役立ちます。クリニックとしての経験が豊富であれば、施術やアフターケア体制が整っており、実績あるクリニックは、練度の高い技術と経験に基づいたチーム医療としての治療の提供が期待できます。
植毛に特化したクリニック
植毛専門クリニックは、植毛手術において豊富な症例を取り扱ってきた実績があり、多様な頭皮や毛髪の状態に対応する能力があります。医師の技術だけでなく、看護師も術中や術後のケアに熟達しており、患者への適切なサポートを行っており、術後の経過観察やアフターケアの経験も豊富で、より手術後のトラブルや不安に対しても効果的な対応が期待できます。
FUT法とFUE法の両方に対応している
それぞれの方法には、向き・不向き、メリット・デメリットがあるため、異なる技術を両方提供できるクリニックは、患者の頭皮の状態や希望に応じて、より最適で無理のない手術法を選択することができます。主な例でいうと、FUT法の方が適しているケースでは、無理なく効率よく大量の毛髪を移植することができ、FUE法が適しているケースでは、傷跡が目立たない仕上がりを重視できます。医師が両方の技術に精通していることにより、患者ごとのニーズに対応した個別のプランが立てられ、無理のない選択が得られます。また、経験豊富な看護師も、それぞれの手術法において適切なサポートを行い、手術全体の質を効果的に支えます。
植毛デザインや技術など実績を基にしたノウハウを持っている
経験が豊富な医師と看護師が揃っている場合、そのクリニックは実績を基にした独自のノウハウを持っているという事になります。特に、植毛デザインや技術に関する知識は、手術の結果に大きな影響を与えます。植毛手術では、将来を考慮した毛髪の自然な生え際や密度、髪の角度といったデザインが重要であり、それらは患者一人ひとりの顔立ちや薄毛の進行度、髪質などを考慮して決定されます。経験豊富な医師と看護師は、これらの要素を適切に組み合わせ、将来を見据えた自然な仕上がりを実現するための技術と判断力を持っていることが期待できます。
FUE法希望であれば、ドナー採取部分を刈る方法と刈らない方法に対応しているか
FUE法を希望されている場合は、ドナーの採取部分をバリカンで刈る必要があります。つまり、その部分はしばらく極端に短いままという不自然な状態になってしまいます。部分ウィッグで隠される方や、全体を刈る方もいらっしゃいますが、刈ること自体に抵抗があるようであれば、刈らない方法を行なっているクリニックがありますので、気になる方は確認をされるとよろしいかと思います。(刈る方法に比べて高額になる傾向があるようです)
FUT法希望であれば、ドナー採取部分の縫合方法に「トリコフィティック縫合法」を採用しているか
FUT法では、ドナー採取部をメスで切り取った後に縫合をしますが、その際にトリコフィティック縫合法という方法を用いると、通常の縫合に比べて縫合痕が目立ち難くなります。但し、傷が全く見えなくなるという訳ではありません。FUT法の縫合痕が気になる方は、この縫合方法を採用しているクリニックに確認をされるとよろしいかと思います。なお、当院では全てのFUT法でこの縫合方法を用いています。
医師への相談がしっかり行える
医師と十分な相談ができる
カウンセリングは植毛においてとても重要な時間です。患者の髪の状態を詳細に診断し、薄毛の進行度や原因を確認します。その上で、医師は患者の希望するデザインや仕上がりを聞き取り、最適な植毛方法(FUT法やFUE法など)を提案します。特に初回のカウンセリングの際には、植毛についてのメリット・デメリット、リスクや副作用、治療効果、注意事項、植毛方法などについても具体的に説明があるので、不明な点があれば遠慮なく質問をして、自身が納得の上で治療の判断ができるように、医師と十分な時間をかけて行うようにしましょう。
医師との相性は問題ないか
カウンセリング時の意思の疎通はもちろんのこと、手術時や術後のアフターケアまで、担当医との相性は重要な要素の一つです。医師は患者の悩みや希望を親身に聞き取り、現実的かつ最適と思われる治療プランの提案を行います。言っていることが上手く伝わらなかったり、説明が解り辛かったりなど相性が合わないと感じた場合は、別の医師やクリニックでカウンセリングを受けて、納得がいくまで相談することが大切です。
FUT法やFUE法の向き・不向きやメリット・デメリットの説明を受ける
植毛には主にFUT法とFUE法という2つの方法があり、それぞれ向き・不向きやメリット・デメリットがあります。状況に応じてそれぞれを使い分ける事が無理のない植毛をする上では大変重要です。自身でも偏りのない判断ができるよう、両方の植毛法の説明を受けておくよう心掛けましょう。
ドナー採取エリアの傷痕症例の確認をすることができる(自身が想定する移植数と同程度)
植毛前後の仕上がりの症例はカウンセリング時に確認する事ができますが、意外と見落としがちなのがドナー採取部の傷痕症例の確認です。体質や状況などによって個人差はありますが、イメージと違ったという事を避けるためにも、自身が希望または提案された移植数と同程度の症例の傷痕症例も確認しておくようにしましょう。
相談した医師が手術まで一貫して担当している
植毛ではカウンセリングから手術までを一人の医師が担当する事が一般的です。カウンセリングで医師が患者の希望や髪の状態を詳細に把握し、その情報をもとにデザインや施術計画を作成していきますので、担当が変わると情報が伝わりきらないリスクが生じます。また、同じ医師が責任を持って対応することで、施術中の細かな調整がしやすく、安心して治療を受けて頂く事にも繋がります。
術後も必要に応じて相談できる
術後のアフターフォローには対応しているか
術後のアフターフォローはとても重要です。術後の経過や気になる症状について定期的または必要に応じて、手術をしたクリニックに相談する事ができます。少しでも心配な事や解らない事があったら、遠慮せずに手術をしたクリニックに相談をしましょう。一般的には無料で相談できるところが大半ですが、念のためにその点は確認しておくとよろしいかと思います。
施術した医師が相談に乗ってくれるか
カウンセリングから手術までを一人の医師が担当する事が望ましいのと同様に、術後の相談も手術をした医師が担当する事が理想です。特に、術後に来院や画像などで経過や気になる点を確認したい場合は、担当した医師に相談できると良いでしょう。なお、手術をしたクリニック以外で術後のフォローを行う事は基本的にはありません(診断や手術の詳細状況が解らない為)ので、手術を行うクリニックは術後の事も考慮して慎重に検討しましょう。
有料になるケースを確認する
基本的に術後の相談は無料のところが大半だと思われますが、処置や薬剤が使用さる場合は有料になる可能性はありますので、事前に確認しておくと良いでしょう。
費用が明確
植毛にかかる総額を確認しておく
実際の植毛にかかる総費用が分かり易いかどうかは、大変重要な要素のひとつです。例えば、ホームページで目立つ様に表示されている費用は、実はモニターの最大割引の費用であったり、表記されている費用以外の隠れた費用があったり、オプションが複雑で分かり難かったり、何らかの条件があったりする場合は注意が必要です。一見費用が安く見えても、モニター適応を希望しない場合は高額で合ったり、総額では思いの外高額になってしまう可能性もありますので、植毛手術(事前相談+手術+アフターフォロー)の総額を確認するよう心掛けておきましょう。
治療の催促に注意を払う
カウンセリングの際に、「今決めてくれたら~」「この場で契約したら~」のように、カウンセリングのタイミングで決断を迫られたら注意が必要です。植毛は十分に検討した上で、ご自身が納得の上で治療を受けるべきであり、治療の判断を催促されるものではないと当院では考えております。もし治療を催促されるようなケースに遭遇したら、一旦冷静になる必要があります。最終的にご自身が納得できる判断ができるよう心掛けておきましょう。
まとめ
おすすめの植毛クリニックについてご紹介させて頂きました。当院が開院した1998年に比べると、現在は植毛を行う医療機関が大変増えてきました。植毛の認知度が上がる事に対して喜ばしくはありますが、植毛を検討される方にとっては、選択肢が増え過ぎてしまい、何処を選べば良いのか迷ってしまう方もいらっしゃるかと思います。おすすめの植毛クリニックのポイントと共に「植毛で失敗しないための5つのポイント【医師監修】」もご参照頂けますと、よりご自身に合うクリニック探しのヒントになるかと思いますので、是非ご一読ください。
最後に、クリニック選びの一番重要なポイントを挙げさせて頂くとしたら、それは極力複数の医療機関に相談をするという事です。相談に行ったクリニックで必ず治療をしなければならないわけではないので、納得をするまで気軽に相談をして、FUT法とFUE法の特徴、ご自身の症状や希望、状況に合わせた治療プランを提示してもらい、医師との相性も考慮しながら、治療を行うクリニックをお決めになるよう心掛けておきましょう。
1998年よりAGA治療・自毛植毛専門院としての実績を持つ紀尾井町クリニックは、国内では希少なFUT法とFUE法の両方に対応できるクリニックです。経験豊富な医師が直接相談を承った上で、お悩みに寄り添って一緒に薄毛治療プランを考えております。AGA・薄毛でお悩みの方、植毛を検討されていらっしゃる方はお気軽にご相談下さい。
AGA治療・自毛植毛|紀尾井町クリニック
日本泌尿器科学会専門医・同指導医
国際毛髪外科学会 会員
医師 中島 陽太